クロックはアナログ信号です。
ジッターは
アナログ量です。

妄言多謝


2018

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「音楽再生専用機のためのUbuntu Studio 10.04LTS (Lucid)カスタマイズ法」







 2018年4月17日  NASで破損ファイルを自動修復するのは「ファイルシステム」。【補足】
  アクセスがないデータに関しては破損が進行していてもわからず、修復はされません。
 ●ZFSにせよ、Btrfsにせよ、データにアクセスした時点で破損ファイルを自動修復します。なので、アクセスがないデータに関しては破損が進行していてもわからず、修復はされません。

●一般的にはこのためのコマンドを走らせるとか、使いこなしが必要になります。

●ただワイスMAN301のようなネットワーク・プレーヤーでは起動時に全トラックをスキャンするものが大半なので、アクセス問題は回避できるのではないかと考えています。
 もちろんこれはまだ実機検証できてないので、理論的な「期待」ですが。




 2018年4月17日  NASで破損ファイルを自動修復するのは「ファイルシステム」。【2】
 ①対応機器は買えるのか?、
 ②ファイル自動修復機能のないNASで「ファイルシステム」を変更すると、音源データはすべて初期化されて消えてしまう。
 ③まずはバックアップだけもきちんとやってください
 ●ファイル自動修復機能付きのネットギアReadyNASや、シノロジーNASなどの製品は、あちこちで入手できます。
ちなみに、シノロジーNASでは、『ストレージ マネージャを開き、新しいボリュームを作成してください。 作成中にファイル システム(btrfs または ext4)を選択するよう要求されます。』とあるように、ユーザーが、初期化段階でファイルシステムを選択できます。



●シノロジーは確認できてませんが、ネットギアではHDD1枚から使えるので、いずれにせよRAIDなしに使うのが良さそうです。
 使いこなしはいろいろあると思いますが、カスタマーサポートも対応しているので、なんとかなるでしょう。

FreeNAS関連製品は、IXSYSTEMSというところから米Amazonで$999から出ていますが、日本への発送はなく、日Amazonではベラボーな内外価格差の値段がついてます。
 なので、大変ですが、自分でデスクトップ機を組んでFreeNASをインストールするのが一番良いと思います。メモリーは最低8GB必要だそうです。

●NASで破損ファイルを自動修復するのは「ファイルシステム」だということがわかりました。
 「じゃあ対応機器を使えばバックアップとか苦労しなくても安心して音楽聞けるじゃん。それに、いまあるオーディオ用NASもファルシステムってのを変更すれば自動修復できるんでしょ?」という話になりそうですが、これまでの内容から次のことがわかります。

1.既存の破損ファイル自動修復機能のないオーディオ用NASを、ファイルシステムを変更しようとした場合、既に収録されている音源データはすべて初期化されて消えてしまう。
 つまりメーカーでの仕様変更であろうと、上記のシノロジーのようにユーザーが変更する場合でも、データは使えないので、この場合は「バックアップをしっかり取っておくこと」以外には対策はないということになります。

2.もともとオーディオ用として開発されていないNASを、オーディオ用として高音質で使えるだろうか?
 これは難しい問題ですが、ネットギアのハブをあの手この手、超絡め手でなんとかオーディオ用として使っていた経験からすると、何か手を加えないとそのままではノイズなどの面では厳しいのではないかという気がします。
 ただ、まあ、そういうことを気にかけずに使っておられる方々も多数おられるので、ノイズなどが気にならなければ使えるのは使えます。

3.「どこかネットギアReadyNASや、シノロジーNASなどの製品をオーディオ用にカスタマイズしてくれないだろうか?」という向きもあるかもしれません。
 まずはメーカー保証などの問題でユーザーさんに腹をくくって頂く必要があるでしょうし、前例がないので、どこまでできるか、やってくださるところがあるかは、これからの問題です。

4.ついでですが、データ復旧の会社は多数あるのですが、オーディオ対応は見かけません。これはスタジオエンジニアさんたちは自分で対応されているからでしょうが、音質に配慮したデータ復旧というのは依頼先は見当たらないようです。

●とりあえず、まずはバックアップだけもきちんとやってください、ということですね。




 2018年4月17日  NASで破損ファイルを自動修復するのは「ファイルシステム」。【1】
  (RAID他のソフトウェアとは関係なし。)
 ●この2日間ほど爆睡していたので、元気が出てきた残っていたWindowsファイルサーバの音源HDDのファイル復旧も再開しています。

●で、この間、予定しているFreeBSDと、先日購入したネットギアの2ベイNASについて、破損ファイルを自動修復する仕組みを調べました。そして主役はHDDなどストレージの「ファイルシステム」であることが分かってきました。WindowsならNTFS、Mac OSならHFS+という風に、使う前にフォーマットするあの形式です。

●整理すると以下の構成です。
  FreeNAS   >   OS:FreeBSD  ファイルシステム:ZFS
  ネットギアReadyNAS212 > OS:Linux Debian ベース ファイルシステム:Btrfs


Synology(シノロジー) NASもファイルシステムはBtrfsだそうですが、説明文はこちらのほうが詳細に渡っているので、Synologyから引用させてもらいます。(以下『』はSynology下記サイトからの引用です。)
『Btrfs ファイル自己修復
 従来のストレージ システムでは、警告やエラーメッセージが表示されないままアプリケーションに壊れたデータが提供されるというエラーが、まったく気づかないうちに発生していました。このようなエラーを防止するために、Btrfs はデータとメタデータのチェックサムを出し、メタデータのコピーを2部作成して、読み込み処理中にチェックサムを確認します。不整合を検出した場合 (発見されないデータ破損)、Btrfs フィアル システムは、ミラーしたメタデータで、破損したファイル (発見されないデータ破損) の自動検出を行うことや、対応している RAID ボリューム(RAID 1、5、6、10、F1、SHRを含む)を使用して破損したデータの復元を行うことができます。』


●「なんやよう分からんがな?」と言われると思います。
 要はデータを読みに行く段階で、あらかじめ取っておいたチェックサムデータと照合して、不整合があればそれを修復するという即身です。
 CDのデータ読み出し時に「CIRC」というエラー訂正機能で、虫食い算的に読み出しラーを訂正しますが、あれに近いような読み出し段階での修復機能と理解すれば良いようです。

●もうひとつ「スナップショット」という、ストレージ内の過去のある時点のファイルやフォルダの記録をとる機能もあって、データ保護に寄与しているそうです。
 『スナップショットとデータ保護
Btrfs ファイル システムは強力なスナップショット機能が備わっており、共有フォルダ全体の特定時コピーを作成します。 そのため、人的エラーによりデータベースが失われたり、壊れたりしても、前回スナップショットを撮影した時点までデータを復元することができます。』


●ネットギアも同様な仕組みだそうで、RAIDによるバックアップだけに依存していません。
 で、ネットギアReadyNAS212のシリーズではHDD1枚でも使えて、上記のファイル修復機能が働くのはRAIDではなく、「Btrfs ファイルシステムによる自己修復」だからです。
 もはやRAIDによるバックアップや処理速度アップと、ファイルシステムによる自己修復が併存する時代が来ているようです。

●ZFSの方がリリースされた時期は早かったのですが、書き込みが行われる際には、まず既存データがコピーされ、コピーに対して変更が行われという「書き込み時コピー」や、フォルダシステム全般に渡る「エンド・ツー・エンド・チェックサム」、「スナップショット」の機能も持っているので、同様に使えるようです。
 詳しくは下記の「Solaris ZFSの基本的な仕組みを知る」サイトをどうぞ。




 2018年4月13日  160Kgがやって来た! Just arrived 160Kg!~SOULNOTE A-2/8pcs
 ●とうとう到着しました。B&Wノーチラス用にSOULNOTE A-2が8台。計160Kg。
 玄関先が立派な梱包の山になりました。



●ひとつだけ開梱しましたが、いやあソリッドにずしりと重いです。こりゃ開梱だけでも弱腰の僕には一苦労なので、明日友人が来てくれたときに作業開始することにしました。
●接続はよく考えられていて、リアパネルのスイッチ3個でプリメイン・パワーアンプ、ステレオ、BTL/ブリッジなどを設定できます。

●さていきなり8台のBTL/ブリッジ接続にしてしまうと、4台のステレオ・モードとの比較が手間なので、明日は4台のセッティングから行きましょう。今日は早く寝よ。




 201年4月11日  値段じゃないんですよ、オーディオは
 ●なかむらしょういちさんシェアしておられた「プロデューサーのためのケーブル論」はとても示唆に富む内容です。

「金銭感覚が麻痺しているオーディオマニアはヤバイ。」というのが僕のキホン的見解です。

●楽しく聞くための「音作り」はもちろん必要で有益なものですが、度を越すと、あるいは目的のための目的化すると、「何してるこっちゃわからん。」ということになります。

●例えば「アルミ削り出しシャーシ」などはその典型で確かによろしいいのですが、デジタル・PC系の(超)高周波機器にはスチールや、もっと言えば銅のほうがずっと効果的というケースは珍しくありません。

●あるところで聞かせてもらったテフロン基板のアメリカ製超高級アンプでは、鉄線のチェンバロがキンキラ金ピカの金線の音に聞こえて、「音を作るのもたいがいにせえよ。」と思ったもんです。
 ちなみにこのメーカーのアンプのユーザーは日本にはかなり多いそうです。

●実は録音エンジニアの場合、「録り音」を知っている、という点が聞き専ユーザーとは決定的に違う点です。
 決定的なリファレンスがあるわけですから、それに近くなるように、録り音の内容を把握しやすいように機材を選べばいいわけです。

●ところがオーディオの音しか聞かない聞き専ユーザーはいろいろと「美しい音」のイメージを得手勝手に膨らませて、「音作り」に励むわけです。お金も惜しまない。
 ここに大きな落とし穴があります。

●原音再生とか言うことではありません。生の音、アコースティックな音をたくさん聞いて「楽器の響き」の経験値を増やせばいいという話です。

●ケーブルは技術的スキルがなくても簡単に交換できるので、電線病が増えがちな要素が多分にあります。
 しかし僕が試した範囲では、デジケーなどには、安いものに圧倒的にいいものがたくさんあります。

●値段じゃないんですよ、オーディオは。




 201年4月10日  沖縄は食材の宝庫です!

●今日の夕方は地元・古島駅(モノレール)近くの「いまいパン」にまず行きました。僕は食パンよりもバゲットやカンパーニュが好きなので期待してたんですが、「首里近くの本店だと夕方に焼き上がるんですが、古島店では扱ってません。」とのこと。で、クロワッサンやチーズ・カンパーニュを買いましたが、これは明日の朝食用です。

●で、パン屋さんのお隣に小さな食品店があったので、入ってみるとこれが当たりで、楽しい。結局刺し身セットの他に、ナーベラー(沖縄のヘチマ)、沖縄産にんにく(島ニンニクとは別種らしい)、赤身が美味しいそうなベーコンなどを買いました。

●ジュンク堂書店では洋書バーゲンをやってたんですが、ほしいインテリア本は見当たらず「Light in Architecture」という照明の本を8割引きで買って帰りました。

●いつもの食堂はお休みだったので、「これだけの食材を買ったんだからと家ごはんにしよう。」と迷わず帰りました。
 下の写真は買い物の成果です。



●ナーベラー(沖縄のヘチマ)は内地のヘチマとは全然別物で、皮を引いたら柔らかくてジューシーな汁気たっぷりの身です。上のまな板の写真のようにカットし、にんにくを炒めたフライパンに入れるとお汁がじわっと出てきます。
 これに塩だけでも十分美味しいんですが、深みのある味にしたいので、まな板の左下にあるようにアンチョビ(カタクチイワシのオイル漬け)を刻んで仕上げに入れます。

●写真のようにナーベラーの緑が残る上に、胡椒をミルでたっぷりと刻んで出来上がりです。白ワインにジャストミートで美味しい。




 2018年4月10日  Windowsファイルサーバの後継難と「FreeNAS」という選択
 ●Windowsファイルサーバについてご質問があったので。
 使っているOSは「Windows Home Server 2011」ですが、これはすでに販売完了しサポートも2015年4月に切れています。
 あくまで音源用で、ウェブサーバに使うわけではないのでサポート切れでも特に支障はなく、今後も使うつもりです。

●ただ、これからと言う方には、下記リンク「Windows Home Server 2011のサポート切れ前に」にあるように後継候補はWindows10というわけにもいかず、「Windows Storage Server 2012 R2 Essentials」はOS単体での販売は行なわれず、ハードウェアにインストールされた状態でしか提供されません。

●下記リンクにあるHDDレスの4ベイ「Thecus製の「Windows Storage Server 2012 R2 Essentials NAS 4Bay Extended model W4000+」は、アマゾンで88,763円です。
 またファイルの自動修復機能は、仕様的にはないようです。

●ならば今後もサポートが見込まれ、ファイル自動修復機能を備える「FreeNAS」を好きなデスクトップやベアボーンにインストールして、音源専用として徹底的にオーディオ用チューンナップしたほうが音質的にも将来的にも安心だろう、というのが「FreeNAS」という今回の選択です。
 オープンソースだからライセンス料もいりませんしね。




 2018年4月10日  夜なべ仕事で。パワーアンプ8台は13日金曜午後に。
 ●WAVEファイルが一部破損したWindowsファイルサーバの音源HDD復旧作業は、あと1,500トラックほどを残すところとなり、近々に完了しそうです。

●この間、結構詰めて夜なべ仕事で作業してきたので疲れてます。写真はその作業時のもので、右上の照明はフランク・ロイド・ライトのタリアセン3、真ん中のはシェーカー・ランプです。



●なので、昨日は久しぶりに爆睡しました。ふぁあ。

●それにしても気に入っていた音源ファイルがリカバリできなかったときには、心が痛みます。数百枚のCDを再度リッピングしなければならないのですが、それならばFreeNASへのリッピングも一緒にやろうと、abeeのケースをオーダーしました。



●B&Wノーチラス用に導入する「SOULNOTE A-2パワーアンプ」8台は、13日金曜午後に届くので、土曜日に来てくれる友人に手伝ってもらってセッティングをする予定です。




 2018年3月26 音質の良いSamsung 850EVO 500GBを、3.5インチHDDケースに組み込む
音質の良いのはSamsung 850EVO でも500GBだけですので、ご注意。

●SSDは2.5インチー3.5インチ変換マウンタまたはアダプタを介して、ラトックの3.5インチケース「RS-EC32-U3RWSX」に組み込みました。
(変換マウンタは試している最中で、良いものを追ってご報告予定。)

●このケース底面にHDD固定用のネジ穴があります。写真で赤丸で囲っていますが、このビスは「インチネジ」でねじああの切り方が違うので、必ず付属のものを使ってください。

●ケースの全面カバーには板バネがついていて、HDD/SSDを抑えますが、それだけでなく今回は次世代防振パッド「AET VFE-4005H」を切ったものを折り込んで挟み込み、動かないよう固定しています。(赤丸)



●やはり大型の3.5インチHDDケースは電源回路にも余裕があるので、音質的により良い結果を得でいます。




 2018年3月25日  速い「だけ」のネットはオーディオに必要か? それでも技術的な可能性は検討しておく必要がある。
 〜「光で直接引き込み」の戸建て向けサービス限定だけど、auひかりホーム10ギガ・5ギガ
 ●今回auを選んだのは、日経その他の情報でau/KDDIは長期的なユーザー確保のため積極的に取り組んでいて、「auひかりホーム10ギガ・5ギガ」のうち「5ギガは3/1に受付」が始まったのを知っていたのも理由の一つです。

●といっても、①戸建て向けサービス限定、②現段階では東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部など提供エリアが限られる、という条件付きです。
 今後沖縄にも導入されれば我が家でも現行の1ギガから変更できるわけです。ただ、au/KDDIのプラットフォームが強化されていくので、1ギガのままの既存ユーザーにとってもメリットは多少出てくるはずです。

●要は「光で直接引き込まねばならない」ということです。
 集合住宅やビル内では一般的な「カテゴリ5eケーブルでの構内配線」が普通であり、これがネックになっています。ここに10ギガ・5ギガを通すためにはより厳しくなるノイズなどへの対策が必要で、ソフトウェアも含む取り組みがなされています。実用化しても、「光で直接引き込み」よりは条件は悪くなるでしょう。

●ただオーディオ屋としては十分な見極めが必要です。一般にノイズは①周波数が高くなればなるほど、②電流が大きくなればなるほど、増えるからです。
 従来からネットワークオーディオにはより速度の遅い100MHzのハブの方が良い、という声があったのをご存じの方も多いと思います。まあ、音もこじんまりする傾向がありますが、ノイズはたしかに減る傾向でした。

●そりゃ4K映像など大容量コンテンツだとか、ストリーミングサービスなどの関係もありましょうが、日本での普及はまだまだ先でしょう。「CD大国日本、そんなに急いでどこに行く?」というのもはっきり現実です。
 第一家庭内のLAN構成が貧弱ならばノイジーなだけで、なんのメリットもない「スペックだけの自己満足」という、どっかで既に聞いたような話になる可能性極めて大です。ネットワークの知識や情報もなしに踏み込む話ではないでしょう。

●オーディオ用ルータについても、現段階ではスループット1ギガ〜2ギガあたりを基本に、徹底したノイズ対策と電源強化というのが主要メニューになると思われます。むにゃむにゃ。




 2018年3月24日  インターネット環境の完全移行(OCN/NTT西日本→auひかりちゅら/KDDI)
            パフォーマンスに大きな差があるので、プロバイダは選ぶべし。
 ●2月から「auひかりちゅら」を始め1ヶ月半、メールアドレスは大阪時代のものも含めて3系統あったのですが、OCN(沖縄ケーブルネットワーク)/NTT西日本の環境からデータを引き上げて、今月末で「auひかりちゅら」に一本化します。

●この間、両系統を並行して運用したので、違いがよくわかりました
 WiFiが今時2.4GHzしかないのでも分かる通り、OCN/NTT西日本のホームゲートウェイは設計が古く動作に柔軟さを欠く。これはONUあたりの機器のメーカーとの利権調整ができていないからだそうです。
 一方「auひかりちゅら」のホームゲートウェイはNEC製「Aterm BL900HW」。ネット接続に必要なMACアドレスなどのデータは事前にプリセットしてあり、基本的にケーブルを接続するだけで疎通する。パチパチパチ!
 ルータとしても機能するが、DHCPサーバ動作の柔軟性が高いのが嬉しい。

●具体的には体感的な速度が断然速い。我が家は電柱から直接光で引き込んでいるので、以前のマンションに比べても構内LANとか余計なものが介在したり干渉したりしておらず、相当にサクサクと速い。

●またワイスMAN301の無線LANを活かして、①iPadでのリモコン、②MAN301から無線アクセスポイント経由にルータに接続して、ローカルアドレスを受け取るのが格段に早くなった。
 この②はワイスとサーバ/NASの間だけLANケーブルを接続しハブを使わない「準直結モード」には不可欠で、前の環境ではいささかもどかしかったものだ。


●西日本でNTT回線を使っておられる方は、au/KDDIへの乗り換えを検討される値打ちは十分にあると思います。とりわけこれからマルチギガビットの時代になってくると、大きな違いが出ても不思議ではない気がするくらいです。
 沖縄の例ではありませんが、速度測定が載っている下記のレビュー「auひかりの威力を見せてくれ!」を、参考事例として紹介しておきます。

●auのホームゲートウェイのルータ機能を使わずに、LANポートから外部ルータに接続することもできるが、当分はホームゲートウェイ単体で動作を見ようと思う。
 ヤマハNVR510が浮くけれども、ルータについての新プロジェクトを思いついたので、これはそちらの方に使うことにしました。

 ●まずは落ち着いて聞ける環境に近づきましたが、音源サーバのファイル復旧がはかどりません。気合い入れなくっちゃ。




 2018年1月4日 クロックとクロックジェネレーター(2) ク ロックケーブルはなかなか大変です。
 ●まず情報が少ない。
 例えば「DTR179」で検索をかけると、上の方に拙サイトの「オーディオ音楽日記2008.1.1~9.15」(検索表示は旧サイトの方)が出てきますし、DTR179 coaxial cable の画像検索結果」
でもウチの写真が結構掲載されています。

まあ、高周波ケーブルの主流は50Ωなので、コンシュマーの75Ωは肩身が狭いし、第一BNC仕様のデジケーは殆どないわけです。

「だったらRCA/BNC変換アダプタをつければいいじゃん。簡単だよ。」と訳知り外で言う方が必ずおられる。
 分かってない。高周波ケーブルがどういうものか、インピーダンスがどれほど死活問題なのか、全然分かっておられない。
 市販されている中できっちり75Ωのインピーダンスを持ったRCA/BNC変換アダプタなど無いので、必ず反射が起こってリターンロスが発生するからです。


以前、Antelope Audioのイゴール・レヴィン氏とお会いした時に「うちのStanfordのアトミック級水晶は50Ω出力だけど、OCXに入れるとロックするんだからこれは使えませんかね?」と軽く聴いてみたら「あんたもプロなんだから問題が生じることくらい分かるだろ?ダメに決まってる。OCXは75Ωオンリーだ。」とバサッと斬られました。
 そういうことでございます。ダメなんですよ、皆さん。


以来僕はスタック電子の 50-75Ωのトランス式変換アダプタをStanford〜OCX間に入れてます。

●ついでにBNCコネクタの話を。
 常磐商行さんという専門店があって、潤工社のジュンフロン線(PTFEテフロン)など度々製作をお願いしてるんですが、「高周波ケーブルはコネクタの付け方一つで、性能が変わります。プロはだてに長年やってないので、ご自分で作業されないで我々に任せてほしいんですよ。」と諭されました。
 潤工社のジュンフロン線で75ΩのDTR179など素敵なんですが、常磐商行さんに特注しても5本単位と大変なので、僕もカナレの圧着封入BNCで何度か自作したことはありますが、やっぱりプロに任せるのが安心です。複数機器にクロック供給する必要があるお宅もあるでしょうし、それらご自分のスペアと、お友達と分け分けするなどしてオーダーされるのが一番です。

●で、なんせ業務用ケーブルは「お安い」ので、オーディオメーカーの何十万とかいうのは避けて、まずは初めにRG179という75Ωケーブルをお勧めします。
 米パスタナック(Pasternack Enterprises)から直販で買えます。

●次にお友達と語らって潤工社のジュンフロン線のDTR179というのが妥当なところです。これでも高価なオーディオメーカーの「クロック専用ケーブル」よりはるかに「お安い」です。

●オーディオメーカーの高価なケーブルはダメかというと、凄いのもあります。
 我が家のクロックケーブルのメインは「aet SIN DG75」です。22万円ほどする現行製品AET SIN DG 75 HRの以前のバージョンに、あるところにお願いしてBNCプラグを付けてもらったのですが、5〜6年前だったのでいまでもやっておられるかどうか。これは同軸構造では無いようですが、そんなことはどうでもいいくらい、もう音の色数が凄いです。でもそのありがたみが分かるのも、色々使い込んだ上での話でしょう。
 僕は使ったことはありませんが、AETならもっとお安い「EVO-75DB」もあるのでそういうチョイスがあるかもしれません。
 他に?いや書かないほうが良いでしょう。

●ざくざくっと見てきてもこれだけあります。多分皆さんの頭の中は整理しきれないくらいでしょう。
 他にもターミネーションとか設置法とかいろいろあるわけです。

●専門店は基本が分かってないと相手もしてくれませんから、ご自分であれこれ読んで、買って使ってみて汗をかいていただかないと、なかなか道は開けません。
 JSPC AudioさんみたいなところがBNCケーブルだけでもやってくださると助かるんですが、それでなくても質問ばかりが増えてるそうでかなり手一杯なようなので、基礎知識や問題の切り分けからいちいちやっていたら大変ですしね。




 2018年1月4日 インテルのSLC(シングル・レベル・セル)のSSD 64GBをゲットしました。
 ●X25-Eシリーズなので、バリバリのホンマモンで、しかも新品。それが信じられない価格でたまたまだろうがアマゾンに出たので、即ポチしました。
 もうそれで終わりです。

●SATA2の3Gbpsですが、Linuxならまるで問題無し。
 堅牢で音の良いSLCですから、音声信号もバッファするあの機器に使おう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01M71PK5O/ref=pe_492632_159100282_TE_item


 2018年1月3日 クロックとクロック・ジェネレーターについて(1)
 ●まずオーディオユーザーが入手できる情報はかなり少ないことにご留意願いたい。
 理由は基本的にクロック・ジェネレーターは業務用機器のシェアが圧倒的に高いからだ。業務用機器の世界では「分かっている」エンジニアたちを相手に売るので、美々しいカタログもカタログおあまり必要ないわけで、その分価格は安めなのが常です。

●つまり実地に使いこなしの知識を持ったプロのエンジニアが使う機器だということです。

●そしてスタジオ機器なので、作業中にひと目で状況を把握できるように、表示はくっきりはっきり、まあ派手です。しかしリーズナブルな価格で高性能なジェネレーターを入手しようと思えば、そのあたりは目をつぶるほかはありません。

●個人で取り組むとなるとけっこう大変です。このあたりは在ウイーンの友人のブログ「Audio Design Reading 社 SyncroGenius HD Pro+ を導入」をご覧いただくと実感していただけると思います。
 ちなみに火をつけたのは僕です。実際にSyncroGenius HDを自宅で試聴した経験を基に、1台だけで使うならこれ、とリコメンドしましたが、彼がイギリスから買ったのは、それを上回るHD Pro+ の、さらに「高精度10MHz恒温槽付水晶発振器(OCXO) にアップグレードした内蔵リファレンス・オシレーター」付きのモデルです。

●ちなみに彼はワイスのDAC2を使っているので、クロック用に自作したAES/EBUケーブルをプレゼントしました。Cardas、dCS、Wire Worldを蹴散らした逸品です。価格?ナイショです。

で、コンシュマーのメーカーはクロックについてはアマチュアに近い、というのが僕の基本的理解です。
 例外はSFORZATOで、385万円のアトミック級の超高精度水晶のクロック・ジェネレーターを出してきたときにはぶったまげました。
 要するに、何ppbとかの長期精度は「時計」あるいは「測定器」スペックであって、オーディオで重要なのは近傍位相ノイズ(あるいは短期安定性、アラン分散)である。この点では水晶の方がルビジウムより優れている、ということです。
 しかもこの高価なジェネレーターにはスイス OscilloQuartzの1個100万円以上する超高精度水晶ユニットを使って、高品位な電源を強固なケースに高い技術で組み込んでいたわけです。


そしてこの高価なジェネレーターは10MHz専用です。DSP-01、DSP-Veraともに本体のプレーヤーには一切クロックを搭載せずに、外部からの10MHzクロックを分周逓倍してLinuxマザボやDACに共有するという思い切った潔い造りです。
 つまりOCXO(恒温層型発振器)クラスの比較的安価な10MHzジェネレーター(SFORZATOで言えばPMC-03)でまず最初はじめて、予算ができればより上位の10MHzジェネレーターにグレードアップすれば、完全に別の世界に行くことができます。例えばPMC-Circinus。あるいはDSP-Vela電源部と共通サイズの PMC-Pyxisが、よりお求めやすい価格で登場するようなので、これも楽しみですね。


ただSFORZATOのこれらのジェネレーターは①業務用高周波機器の世界では主流の50Ωで、②10MHz専用です。

●ロッシーニDACのようなクロック入力があるDACでも①そのBNC入力端子はコンシュマー用の75Ωで、②しかも10MHz正弦波は直接入力できません。
 ①についてはインピーダンス変換用アダプタが必要です。トランスまたは抵抗を使ったものが市販されていますが、Stac電子の高品位なトランスがおすすめです。

●②については、ロッシーニDACクロック入力には44.1KHz系(44.1、88.2、176.4…)や48KHz(48、96、192…)系の矩形波を供給できるジェネレーターが別に必要です。
 安価なものではAntelope OCX HD、より高品位なものでは上記のSyncroGenius HD Pro(代理店で通常価格¥496,800だそうです。)がおすすめです。ただし、アトミック級水晶を導入するならそのグレードが全てを支配するので、OCXあたりでも十分使えますし、そのあたりは将来計画を見越して決めて下さい。ちなみに、OCXを導入しただけでも音はちゃんと良くなりますので、まずは使ってみて下さい。

●ケーブルとか使いこなし情報は、またそのうちに。

●以前書きましたが、亡くなった友人はクロックの専門家で、最高のクロックを提供するという約束を果たさず死んでしまったので、やむを得ず僕は一から手探りで、勉強せざるを得なかったわけです。
 こういう使いこなしの知識と経験は、お金も多少は必要ですが、それよりも汗をかいて「実地に」積み上げたもので、いくらお金を積んでも得られるものではないことを、明言しておきます。




【注1】ちなみにワイスMAN301はLinuxマザボ本体にオーディオグレードのクロックを搭載した唯一のプレーヤーです。当然、DA変換には同じく外部クロックに同期しますので、クロック対応は万全です。

【注2】Antelope OCX HDは¥170,000 税込程度で買えますし、確実なグレードアップになります。ちなみにAntelopeは、かつてスタジオ現場で標準とされたArdvark Audio出身で、世界中のスタジを知り尽くしたイゴール・レヴィンが設立した会社で、信頼性が高いメーカーなのも頷けます。




 2018年1月2日 仏Qobuzが今春にアメリカ進出[Audio Stream]
  “Qobuz prépare son arrivée aux Etats-Unis (Yes, the US)”

●非圧縮で「Hi-Res tier (Sublime+) for £349.99/year.」だそうです。
もちろん「MQA-free.」。

●Hi-Resダウンロードも特別料金だし、っても日本に来るとしても相当に先でしょうけどね。Deezerやるかと思ったけど、こんな話聞くとその気なくなりました。




 2018年1月2日 まいったなあ、もう(2) ~ファミ・アルカイ、アルカンヘル 「スペインバロックとフラメンコの出会い Las Idas Y Las Vuelta」
 ●ヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才ファミ・アルカイについては皆さん御存知の通り。彼がフラメンコのカンタ(歌い手)アルカンヘルと一緒に作った1枚。これが滅法凄い。

●アルカンヘル、フランス語で言うとアルク・アン・シェル Arc-en-Cielだろうか、「虹」という名前の歌い手の声は魂を揺さぶるレベルだ。と言うか、フラメンコの世界では土の匂いのするだみ声でないと何の存在感もない。これは朗唱であり浪花節なんだ。

●1曲めからして鷲掴みにされてしまう。もう、あとは聞いて下さい。




 2018年1月2日 まいったなあ、もう(1)
  〜アレクサンドル・タロー「バルバラ」(Alexandre Tharaud ”Barbara”)
●バルバラ死後20年にピアニストのアレクサンドル・タローが企画して様々な歌い手に協力を求めてERATOで出来上がった2枚組。1枚目はヴォーカリスト達の演奏で、おまけに「Echo」と題された文字どおり余韻のような拾遺の2枚目。

●わかりもしないくせに僕はフランス語の響きが好きで、「歌詞も十分調べもせずに」と傅さんにお叱りを被るかもしれないけれど、それでもこういうのはひしひしと感動する。
 バルバラだからビタースウィートに決まってるし、何より歌い手たち(ジュリエット・ビノシェは朗読)の愛を感じる。バルバラとフランス語への。

●バルバラですから歌詞はネットから拾えます。こういうのを聴くと、リモコン用と歌詞とデータ用とにタブレットが2枚要るかなと、本気で考えます。より深く聴くために。




 2018年1月2日 今日も暖かいお正月
●よく寝ました。肩の力が抜けてきてます。根っこで疲れてたんだなあ、ホント。

●昨日急遽始めた工作はHDD電源の整流部で、結局最適値云々は旧居でのスピード感樹脂の感覚だとわかって、もとに戻しました。新居はエアボリュームが半端ないので、やはり大容量の方がローエンドまで深々とカバーできて向いてます。

●いやはや、こういう「アナログ機器」の電源は奥が深いです。

●結局iMacのキーボードは、Windows7との兼ね合いでUSB有線のApple英字キーボードにしました。パンタグラフは嫌いなんですが、思ったほど悪くないです。
 さて明日はジュンク堂に行って本を何冊か買い込み、帰宅してからWindows7サイドでネット側からホームページのファイルをダウンロードしましょうか。やれやれ。




2018年1月1日 暖かい元日。南の島は全てこともなし
●あったかい。長袖シャツで充分外を歩ける。袖捲りしたって良いくらいだ。

●今日は機器のちょっとした配置換えというか、微調整。でも音を出したら昨日と違う。まあ、Windowsファイルサーバの電源オン・オフしたけど。
 ジュンク堂書店が開いてるので行こうかと思ってたが、急遽工作を始める。もしカンが当たっているなら現状は最適値をオーバーしてるような。ま、明日に結果出ますが。

●近頃料理を再開しつつありますが、野菜を十分に取るというわけにもいかず。このあたりは生協頼み。あ、良いトマト見つけました。一工夫すれば充分使えます。
 今晩は刺し身切り落としと山盛り玉ねぎと韮のサラダ、牡蠣のパスタなどつくる予定です。それと島豆腐で軽く一杯。






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