クロックはアナログ信号です。
ジッターは
アナログ量です。

妄言多謝


2016

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「音楽再生専用機のためのUbuntu Studio 10.04LTS (Lucid)カスタマイズ法」





2016年12月22日  来年からまめに更新しますので。さよならMacBook Air。
●いろいろあって普段はFaceBookに書いています。反応があるので、いろんな感触や連絡が出来るのが面白いのですが、MacBook Airで書いているので、HPの更新になると別途Windowsを立ち上げねばならず、サイト更新までなかなかいけません。

●このMacBook AirはMarvericksですが、個体的に難儀でタッチパッドの感度の関係か、カーソルが勝手にふらふら動いて、文字入力のたびにストレスが溜まります。おまけに日本語入力のFEPが酷い。「ことえり」はもともと大馬鹿ですが、「かわせみ」もひらがな~カタカナ対応が悪く、なんでこんなもんいちいち単語登録せないかんねん、と日々思ってます。

●どっちにしたってMac OS Xは無くなるし、この際Windowsタブレットの少し良い奴を導入することに決めました。これならばFBとサイト両方に対応できそうです。




2016年12月22日 喪中につき
 この6月に母が98歳で逝去いたしました。喪中につき、年末年始のご挨拶を控えさせていただきます。皆様方のご多幸とご健勝を陰ながらお祈り申し上げます。

My mother was gone in this June at 98, and we are in in a mourning period.
So I don’t tell you Season’s Greetings, but I wish your happiness and health sincerely.




2016年10月18日  「Daniel Weissの言葉」>のページをアップ
●ジッター抑制とクロック同期についての「Daniel Weissの言葉」>のページをアップしました。「古き良き時代のアナログ的な設計原理が適用されねばなりません。」という1節などデジタルを裏打ちするアナログ技術についての深い造詣がうかがわれます。味読あれ。

●通常の組込み用Linuxの世界ではバグフィックスが終われば仕様はフリーズして、「安定稼働」に徹するのが常道だが、301でワイスはそんな事は全く考えていないようだ。よほど徹底的なテスト体制を整えておかないとこのようなことは出来ないわけで、げに凄まじき意欲と実行力だ。

●PCM384とかDSD256とかの「バカスペック」なんか、どうでも良いのだ(301はいずれ対応はするそうですが)。やることはまだ沢山あるので、期待も尽きない。

●ソフトウェアベースのアップデートならこれまで全て無料だし、今後もそうだろう。はてさて、楽しみなことだ。




2016年8月25日  『我が家のネットワーク/LAN構成など【参考事例】』をアップしました
ネットワーク/LANの機器や構成、接続などとオーディオ的音質については検討が始まったばかりで、まだまだこれからです。とはいえ我が家では、相当数の機器を試した結果として、機器や設定方法などが一通り見えて参りました。ここでは参考事例として我が家での機器構成などについて整理しております。
『我が家のネットワーク/LAN構成など【参考事例】』




2016年8月3日  FaceBook夏休み
●FaceBookでは「夏休み」と称して一切開かないことにした。一つにはばかばかしい投稿を見たくないからだ。FBを読むと、確実にモチベーションが下がる。酒の量も増える。やっとられん。
 もう一つは、先月末にもFBアカウントへの侵入の試みが露見したので、なりすましも含めて泳がせるためだ。

●で、日課の読書の他になにをやっているかというと、テーマを決めて海外のサイトなどを見て集中的に情報収集している。FBなど見ずに集中する方が、ヒット率は確実に高まる。
 ネットワークからみで調べる必要が出てきたので、しかるべく情報収集を依頼した。うまく行けば、国内マーケットの活性化につながるかも知れない。

●もう一つは毎月届いている「Product NAVI」で面白そうなパーツを見つけた。もし僕のカンが当たれば、我が家のシステムでの相当な音質改善が期待できるだろう。反面、失敗すればそれなりのお金が飛ぶが、まあ授業料だと腹をくくればいいし、少なくとも安定稼働は期待できそうだ。
 明日には見積もりが来ると思うが、なにやらほくそ笑んでしまう。

●一定時期には順序を逆転させて、音楽中心にこのサイトの記事を優先し、FBは二番煎じを載せるように切り替える。




2016年8月1日  母の満中陰と納骨が終わりました。
●奈良県の菩提寺に母の遺骨を納骨し、満中陰の法要も同時にしてもらって、一段落しました。
 40数年ぶりに母は父と同居するわけで、お互い言いたいことは浄土でやってもらえば良い訳だ。

●「ありがとう。」それが最期まで残った別れの言葉です。




2016年7月25日  我がうたうは祝福の、言祝ぎのうたであれかし。
旅行とかで今週は生協の配達がなかったので、昨日は買い出しに出かけて荷物を抱えてマンションまで帰りました。階段を上がるときにエントランスから4歳くらいかな、赤い服の女の子が飛び出してきて、「おっと」とよけたら、にこやかに可愛く手を振ってくれました。

僕はこの世界が嫌いです。
美しくなくて、潔くなくて、酷くて、嘘に満ちて、人を傷つけ、善意を削るこの世界が大嫌いです。
でも、こういう事に出会うと、ああ良いものだな、と思います。
少しは、頑張ろうかなという気にさせてくれます。

風吹けばうたい、雨降ればうたい、子供が笑えばうたう。
我が魂はうたう魂の系譜であれかし。
我がうたうは祝福の、言祝ぎのうたであれかし。
「嘉せよ。」とうたえるならば、もはや全てを脱ぎ捨てて、直ちに風となりこの空に流れゆかん。

『成就よ、振動よ、覚えよ。
来たれ、来たれ。
行け、言え、歓喜せよ。
(Om)』
[リグ・ヴェーダ]




2016年7月9日   この国の10年後や20年後
●もちろん先のことはよく分からない。しかし概ね見えてくることはこの国の10年後や20年後はかなり酷い状況になっているだろうと言うことだ。
 投票年齢が18歳になっても、極貧高齢者が多くても、一方で政治家や財界人ら金満高齢者もいるので、GPIFの年金の運用損が昨年度5兆円超になってもいまは何とか回る。公表は参院選後という姑息な損失隠しの手口にマスコミは何の批判もない。

「年金の運用損、昨年度5兆円超 GPIF公表は参院選後」(朝日新聞)

●要するにバブリーなオッサン連中が目先の自分のことだけ考えてやってるのは、将来世代へのツケ回しだ。

藤井太洋(著)「アンダーグラウンド・マーケット」(朝日文庫) では仮想通貨「N円」がテーマの一つだが、シンガポールで素数により暗号化して発行された仮想通貨を中国系とインド系の2系統のプロバイダーが流通させて、日本の地下経済を支えている近未来の日本。もちろんこれは一つの想定事例だ。
 だがバブリーで目先しか考えない金満連中には、こういう事例は理解できない、第一今はうまく行っていると思いたいから、想定したくもないだろう。
 
●この本では中国系もインド系も正式な移民だが、北朝鮮からの棄民で日本国籍のない人たちも遅かれ速かれ登場する可能性がある。これんみついてはちょっと古いが、村上龍「半島を出でよ」が下敷きとして参考になるだろう。

●生は暗く、死もまた暗い。しかし見えにくい物を見るには、アタマの筋肉をほぐしておいたほうが良い。あ、小説としてエンタテイメントとして、非常に面白いです。続編も期待。




2016年7月9日   [夏休み特別寄稿] CDなど全ての光学ディスクの生産が世界的に終了した。もうCD/SACDプレーヤーを出すことも出来ない。
●世間一般では全く認識はないが、CDメディアそのものが無くなるので、新規のCDプレスはいずれ止まり、音楽CDは流通在庫だけになるだろう。

●オーディオメーカーのプレーヤーの主力はCD/SACDプレーヤーだったが、「手持ちCDなどのためにいいプレーヤーを最期に1台。」という1回こっきりの白鳥の歌の他は、もうCD/SACDプレーヤーを出すことも出来なくなる。
 『ではネットワーク・プレーヤーにストリーミング機能を追加すれば良いではないか!』という事なのだが、競争回避=談合体質のもたれ合いの中で、インフラとしてのLinuxやFreeBSD(後述。)を扱える人材は育たず、空白のようななんとも言えない閉塞感が立ちこめ始めている。怖いのはこれが失速につながってしまうことだ。

●従来の音楽CD消費の主力はAKB48、嵐、Exileなど邦楽ポップス系だったが、ここらはどう対応するのだろう?(音質が悪いのを承知で)USBメモリなどのポピュラーな物理メディアに移行するくらいしかないか。一部はダウンロードか。
 このあたりと、米大統領選も含むTPPの行方も関連するかも知れないが、IT関係などは突然やってくる。空白中で何もしていなければ、みなPCに食われるだろうから、CD/SACDプレーヤーに変わる商品がなければオーディオメーカーは売り上げ純減になる。いまでさえ厳しいのに、だ。

●ストリーミング機能を追加したネットワーク・プレーヤーは、国内製品ではいまのところエソテリックN-5ぐらいだろう。当初PCM384/DSD256対応の「N-05」とアナウンスされ、発売が4月に遅れてPCM192/DSD128でストリーミング機能付き「N-5」として発売されたが、日本では悪評さくさく。
 恐らく親会社のGibsonのアドバイスなどがあったと思うのだが、『まだ日本ではサービスが始まっていないが定額の音楽配信サービスTIDALにも対応しているとのこと。』で、こっちの方がよほど重要ではないか?日本の売れ行きは悪いが、現にアメリカではよく売れているそうだ。
 日本のオーディオファンはアホだと本気で思った。いいかげんスペックバブルに振り回されるのは止めた方が良い。

●オーディオユーザーもジャーナリストもネットワークについては何一つ知らない。RJ45の端子が付いていれば通信できると思っているお方もいるくらいだ。(-_-;)
 LANというのはコンピュータ同士の通信なので、ネットワーク接続が必要な機器には必ずLinuxかFreeBSDなどのPCがインフラとして入っており、この性能が例えば内部・外付けのHDDのパフォーマンスや、通信の安定に大きく影響する。なので、ネットワークオーディオをやるなら、LinuxやFreeBSDを扱える人材が不可欠で、当然台湾や中国などのファウンドリーと丁々発止の交渉をして価格と性能をバランス良く確保できる能力も必要だ。

●外付けHDDを使うと影響が出るとか、このあたりに失敗しているらしきメーカーもあって後続機種が出てこない。寂しいものだ。
 人がいなければ事業も進まない。せめてマランツやパイオニア当たりが、とも思うがやはり厳しいのだろう。




2016年7月9日  [夏休み特別寄稿]オーディオ用DACチップの新規開発が止まってから1年。空白が目立つ日本メーカーはこれからをどう乗り切るか?
●FaceBookでは夏休みと宣言して1日1回だけみて最低限の書き込みしかしない。ところが1年前の投稿が出てきて、シェアしないと消えてしまうので、どうしても少しは書いてしまう。
 電話にも出ず、来週末の沖縄行きまでにひたすらすべきことを片付ける。

●伝聞ですが、7/2~3の大阪ハイエンドセレクションでは規模縮小気味で新製品などは特になく、各メーカー代理店のブースは人影まばら、大ホールでの講演は立ち見も出る、という感じのようです。まあユーザー連は、この間の情報途絶空白に絶えきれなくなったのかも知れませんが、多分情報は得られなかったと思います。それらの背景にこれがあります。

●もともと全ての半導体メーカーが、売れ行きの悪い音響映像関係のアナログを含むチップの開発を止めたがっていたわけだが、いろいろ情報を総合すると、ちょうど1年前にオーディオ用DACチップの新規開発がほぼ止まった。
 TIのサクラメントのチームは昨年解散したそうだ。

●現在も新規開発が行われ、リアルタイム環境はもちろんクリティカルに性能追求しているのは医療システムの分野なのだそうだ。Schiit audioのマルチビットDAC「Yuggdrasil」にAD製医療用20bit DACチップが4個使われているのも、そういう背景なのだろう。ただオーディオ用の各種ソフトウェアはチップには搭載されていないので、それを補う意味でもSpaltanのDSPとオリジナル・ソースコードを使ったのではないかと思われる。
 またCHORDやPS Audioの「FPGA+オリジナル・ソースコード」を使ったDACも、その流れにあるのだろう。

●1年前にFaceBookで『さて、スペック・バブルというかフォーマットのインフレもそろそろ頭打ちだろうし、スペックや新部品で訴求するのではなく、使いこなしと音質で国産オーディオメーカーには落ち着いて取り組んでいただきたいと望むところだ。
 ユーザーも浮き足立って新フォーマットや新規要素にばかり眼を向けるのではなく、そのブランドの音質と言うベーシックなところをじっくりとご評価いただきたいと思う。DSD256のようにアルバム1枚で10GBほどもストレージを食うし、ソース数も相当限られている。384KHzなどは相当に高品位なクロック環境でないと、結構厳しいし、これらのものが本当に必要なのか、ご自分のスタイルと照らし合わせて考えるべき時期に来ていると思うのだが。
』と書いた。
しかし、らしき製品は今のところEsoteric N-5のみだ。

●夏なのに寒い。




2016年6月27日  母が遺してくれたこと
●親族内での一昨日の通夜、昨日の告別式と、滞りなく終えることが出来ました。
この間メールやFaceBookで弔意を寄せて下さった皆様のご厚意に、御礼申し仕上げます。ありがとうございました。

●母は伊豆の農家の長女として生まれ、いろいろと苦労しながら育ったようですが、大阪で履き物関係の会社を営む父に後妻として嫁ぎ、その後父の会社が傾いたりいろいろとある中で苦労しながら、僕らには厳しい生活の中で授業料の安い国公立という前提ですが、大学にまでいかせてくれました。

●この1月には皆で寿司を囲んで食べたり、手を引かれながらですが97歳でよたよたと歩く事もでき、僕らは本当に100歳までいってくれるだろうと思っておりました。老衰で嚥下がうまく出来なくなり、点滴を打たざるを得なくなって、3月初めに入院したときは「あわや」と思いましたが、それから4ヶ月近く頑張ってくれました。これだけの時間をかけてお別れをできたので、家族一同かなり平静な境地で受け止める事が出来ました。
痛みも苦しみもなく、静かな眠るがごとき穏やかで静かな最期でした。

●この間老いると言うこと、死ぬと言うことを直に学んだ気がします。また、長い時間をかけて、感謝を伝えることができ、同時に初心に立ち返ったりいろんな事を思いました。心が静かに洗われてきて、澱が流されて、根強い怒りは諦めに変わっていきました。何にせよ、好むと好まざるとに関わらずこの世界で生き、死んでいかねばならない。

●なんとか母よりは前にくたばらずに済んだので、これからは自分のメンテナンスをしなければなりません。衰える一方の体力の中で、日常の雑事は出来るだけお金を払ってひとにやっていただく方針で負担を減らしていこうと思います。
あきらめるということはすなわち、距離を置き、必要に応じて捨てるという事です。遺された時間を大事に過ごすことを優先し、その余のことは切り捨てる、という事です。断捨離する。不快なものは切り捨て、ストレスをためないようにする。
まあ半分世捨て人で、気持ちは仙人ですかな。南の島に行こう。その土と海に還ろう。




2016年6月23日  看取りの日々(fin.)
本日午前11時2分 母が老衰にて永眠いたしました。享年98歳です。
痛みも苦しみもなく、眠るように静かな最期でした。
ご心配下さった皆様方のご厚意に感謝いたします。




2016年5月28日   I shall not live in vain. 私の人生は無駄ではなくなる
             〜沖縄で今夜も宿直をする精神科医に捧げる
If I can stop one heart from breaking,
I shall not live in vain;
If I can ease one life the aching,
Or cool one pain,
Or help one fainting robin
Unto his nest again,
I shall not live in vain.


(Emily Dickinson (1830–86). Part One: Life VI)

もし私が誰かの心が張り裂けるのを防ぐことができたなら
私の人生は無駄ではなくなる。
もし私が誰かの痛みを癒やすことができるなら
苦痛を和らげることができるなら

落ちてしまった駒鳥を
その巣に戻してやれることができるなら
私の人生は無駄ではなくなる。
(拙訳)
https://www.youtube.com/watch?v=zU1mXql8pa8




2016年5月26日  40年を過ぎても清冽な響き
●被災ぶりに音源の紹介を。
 John Taylor (p, org, synth)、Norma Winstone (vo)、Kenny Wheeler (tp, flh) と言えばご存じECMの「Azimuth」
 ノーマ・ウインストンのスキャット中心のヴォーカルが印象的だが、1枚目の「Siren's Song」を聞いたときのどこまでもひろがっていく海のような鮮烈な印象は、いまでも良く覚えている。

●1977年に出たこの第1作のAzimuthからもう40年とは、時の流れに呆然とももする。第2作 The Touchstone (1979),、第3作 Départ (+Ralph Towner) (1980)も加わった3枚がボックスセットになっている。
 この3枚がかなり音質が良い。ボックスセットにはよく失望もするし、ECMには新しいプレスのひどさに呆れたときもあるが、このセットの音はとても良いので是非お勧めだ。

●ゆったりとソファなどに座って肩の力を抜いて聞くと、清冽な響きがひろがっていく。
 もし気に入ったら、米Amazonでは新品が安いので「Azimuth '85 (1985)」も是非入手しておいていただきたい。




2016年5月17日  看取りの日々(2)
●1月ぶりの更新です。
 母は入院当初急性肺炎で熱が出て危ぶまれましたが、すぐに安定し、問題は老衰によってうまく嚥下が出来ないなかで、どれだけ経口摂取できるかで、スタッフの皆さんが努力してくれました。嚥下には異物を肺にまで誤嚥させないような機能とプロセスがあり、かなり複雑な動きなので、ごく少量の高カロリーゼリー食といえども、結局経口摂取は無理となり、点滴のみで栄養補給しています。
 まあこの点滴も「延命」ですが、家族としては1日でも長く生きてもらって、「ありがとう。」を言える日が続けばそれだけでありがたいので、家族3人で分担しながら付き添っています。

●もう言葉を発することは出来ませんが、手を握って顔を近づけて、「おばあちゃん、98歳になったんやで。凄いなあ。これまで大変やったなあ。ありがとうね。」と伝えると、ちょっと切なそうな顔で「あ~~」とか「う~~~」とか答えてくれます。耳元でゆっくりした昔の歌をうたってやると、不思議とおちつくようです。
 認知症も進んでいて、もう見当識もあまりないのですが、特に病気はなく痛みや苦しみがないのは何よりでした。時々手を上げて何か仕草をするのですが、針仕事でもしているつもりでしょうか。

●とはいえ、点滴だけの栄養には限界があり、いずれ点滴も出来ない状況になるそうで、その時からカウントダウンが始まると、心の準備をしています。

●今日ショックだったのは、僕自身が通っている内科のお医者さんに、僕より少しだけ若いのですが、肝臓ガンが見つかり急速に進行中らしく、今日で医院を閉じて緊急入院する、との話。親切な方で、休みでも家にいれば見てくれたこともあるので、どうやって新しい先生を見つけようか、悩み中です。人生いろいろあります。




2016年4月12日  出会いと別れ
●最近まで時々FBの書き込みでやり取りしていた人と、今後はやり取りしない事になった。僕としては「言葉が通じない、届かない」という事へのいらだちが募っており、相手方は答えられない問いが重荷になって来てたのだろう。
 若くて頭脳明晰の方なので期待もし、書かれておられるものを読んで理解する努力もしたが、自分の内部でかなり明確な線引きをしておられるようで、何せお固いので窺い知れない事も多かった。大人なので多少腹割ってくれたらいかようにも対応できると思うのだが。結果的には周囲に分からない形で関係解消をして来られた訳で、どうやら自分を守る事を最優先とする「今時」のおかたであるらしき感もあった。

●いずれにせよ、残念なこととだが、僕には残り時間がさほどある訳でもなく、最早昔のようなお人好しでぶつかるたびに精神的苦痛を抱え込むのは心身ともにとても保たないので、さっさと見極めてつきあう方は選ばせてもらわないと致し方ない。

●今回は違うが、オーディオ界にはやたらと個性的な人が多く、随分と振り回されて来た。
 厄介だったのは「ボス猿」に出会ったときだった。自信満々、該博な知識と話術の主で、強引な所は目立ったが、手近な小型SPが広大な音場をつくっているのを背後の大型SPと勘違いして欲しそうなのが丸わかりだったので、「ええー!」と驚いてあげたのを随分ホクホクと喜んでくれたので、まあ可愛らしいところもあるかなと好意的に解釈して、つきあっていた。
 しかし、この方は「自分がルール」なので、それを絶対に曲げない。ある仕事を頼みたいとの事で、わざわざ海外から友人に来てもらったのに、疲れ切った顔で帰って来て、ひととおり音を聴かせて、近所のイタめしやで飲み食いしてこっちはいつ仕事の話に鳴るか待ち受けていたのに、そんなことはまるで忘れてさよならされてしまった。まあ朋友なので顔を見合わせて首を傾げてそのときは済ませてくれたが、この「ボス猿」は、しかし、本当に忘れてしまうので迷惑この上ない。
 2回目はまたある人を紹介せよと言われて、メールも来たので日程調整を始めたのだが、電話がかかって来た時に話すと、「僕はそんな事は頼んでない、僕がそんな事を言うはずがない。」と言い切る。手元にメールが在るのにも関わらずに、だ。驚きあきれて、このときは本当に怒って終わりにした。

●とまあ、このように僕はいきなり怒りだす訳ではない。「仕方のない人だなあ。」で感情的なつながりが在るうちは相当な期間我慢はしても、そういう気持ちが無くなってしまえば、相手が何かの集まりに呼ぼうとしたり、テキトーに自分を利用しようとしていた事が透けて見えたりもする。
 最近はそういう匂いがするだけでさっさと逃げ出す事にしている。人生は短い。

●昔からの友達を僕は大事にするし、わきまえてくださる方とはいまでもおつきあいが続いている。
 望むらくは、ただ静かな暮らしだ。




2016年3月27日  看取りの日々
●母が98歳の誕生日を病院のベッドの上で迎えました。
 老衰で嚥下する力がなくなって摂食が困難になり、栄養摂取上で点滴が必要なので3月4日に入院しました。一時は急性肺炎で熱が出たりしていましたものの、少量のゼリー食ですがなんとか摂取できて病状が安定してきたので、療養型の病棟に今週から移っています。
 ただドクターからも言われていますが、基本的には老衰で、またいずれ点滴の限界もあり点滴すらも出来なくなる時期が早晩来るそうで、家族で相談も重ねてこのまま病院で看取ることにいたしました。

●弟の娘の姪っ子と3人で分担しながら見舞いをしていますが、認知症もかなり進んでいて、それでも「98歳おめでとう!凄いね、よく頑張ったね。」というと少し笑って「ああ~」とか言うので、なんとかですがコミュニケーションは取れている感じです。

●正直僕の体力では予定通り行けないこともあるのですが、助けてもらってなんとかやってます。今日は弟とかなりいろいろな話もし、僕自身の状況も伝えました。明日僕も検査に行きます。

●当分看取りの日々が続きます。特に苦痛がないのが救いです。




2016年2月11日  もうええ
 疲れた。もうオーディオのことなんかどうでもええ。あほくさ。
 音楽を聴きたい。良いアートに接したい。体力の許す範囲で小旅行に出かけたい。
 美しいもののことだけを考えていたい。




2016年1月26日  俺は苦しい中で猛烈に怒っている!オーディオ界は最低だ!
●大体が喘息に苦しみ、足の痛みに耐えて松葉杖でなんとか移動して、98歳の母が入院するかどうかで気をもんでいるところに、「なりすまし」だと!誰がそんなこととをやらかしたんだ!

●てめえに不利だから目障りだからって、していいことといかんことがあるだろうが。人倫にもとることをして良いのか?
 そやつらがはじめから嘘つきだから平気でこんなことが出来るのだ。嘘ついて金を取るのに邪魔だからこういうことをしやがるんだ。

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!

●オーディオ界は最低だ!




2016年1月26日  FBもアホじゃ
なりすましについてFBから回答が来た。「このプロフィールはコミュニティ規定に違反していない。」だとよ。アホか!いやホンマモンのアホじゃ!
 そんなことを問題にしてるんじゃねえだろう。

 だから下記の通り回答した。





2016年1月26日  オーディオ界にはあいそが果てた。FaceBookは危険の塊だ。いますぐ止めた方が良い。
FaceBookに僕の「なりすまし」がいた!
 僕はそんなことを何もしていないにも関わらず、誰かが「プロフィールをシェア」する形で「御田照久」という名の別アカウントを密かに作成していた。これを使えば嘘八百でも僕の投稿に見せかけて投稿したり書き込みできる。お友達リクエストを受けた友人の一人は、2つめのアカウントをつくったものとおもってOKしていたくらいだ。



●誰かが僕の信用失墜を測ろうとこのようなことをした。恐ろしい害意と悪意だ。FaceBookでは僕はオーディオ以外のフィールドでしか活動していないので、やったのはオーディオ関係者に間違いない。しかもこれだけのスキルを持っているとなると数人に限定できる話だ。

●とにかくFBに報告して調査中になっているが、さっさとアカウントを削除してもらいたいモノだ。もしそれをしないなら、FBと1戦交えることも辞さない。その場合はこの1件を世界中にばらまいて、アンチFBキャンペーンを張ってみようかねえ。あちこちに被害者がいるはずなので、火が付くかも知れんよ。

●こんな事をするだけの悪意を持った人間がいるFBなんかは、さっさとおん出るが、ジャーナリズムから身を引いたら、それこそ相手の思うつぼだろう。だから居続けてやる。




2016年1月22日  伽藍とバザール(The Cathedral and the Bazaar)
●今週初めの2日間は関東方面からのお客様。音出しのプロ中のプロが「B&W、それもノーチラスからこんなに前に出る音は聞いたことがない。定位の表現もしっかりしているので、来た甲斐があった。」と言われたときには、かなり嬉しかったです。
 かれは一瞬一瞬の判断をしなければならないシビアな立場で、僕の場合はサムざま名プロセスや手法、パーツなどを確認する手法なので、少し時間間隔が逢わないところがあったのだが、先日無くなった友人が結局長い目で見てつなげていてくれたのだと分かる。
 翌日は京橋の ゑんどう寿司で延々と清談した。持つべきものは遠方からも聞けくれる友だ。亡き友が死んだとは僕ら二人とも全く実感がない。まだ回線はつながっているんだ。

●その後、不注意でうたた寝して風邪を引いてしまった。風邪と言うよりは右の気管支が軽い炎症を起こしてしまったのだが、痰ががどっとたまって咳は出てもなかなか呼ばない。抗生剤とか漢方薬を飲み続けていると、胃が荒れて痛み出したり、吐き気を催したり、とにかく苦しかった。昨日段階で、小刻みだけど睡眠をしっかり取ったので、かなり回復しつつあるが、まだ今少し時間がかかるようだ。
 これでまた予定が遅れてしまった。

●E.S.Raymondの名著「伽藍とバザール – 2010/7/31はマイクロソフトやAppleのような商用ソフトウェア(伽藍)からよりフリーなオープンソース(バザール )への動きをとらえたモノだが、オーディオジャーナリズムにも、ようやくそのような方向が出始めているのかも知れない。過去僕が共同通信を中心に書いた記事はを現段階でまとめてアップデートし、補足すればかなり面白い本が出来ると思うのだが、紙の本を止めてしまった同社部は既にそれは望めない。
 このHPサイトやFaceBookなどをうまく利用して、使い分けるのが一番速そうな状況だ。もちろん、紙の本の重さは大切なモノで、僕もその世界から出ているのだけれど、これだけメディアが減ってくると、そして編集サイドの質が落ちてくると、なかなか辛いモノがあります。なので、大事な情報はピンポイント的でもこのHPサイトやFaceBookなどを活用し、音の違いを聞いていただけるイベントに今後も努力することにしようと思っている。




22016年1月15日 新年のご挨拶が遅れて申し訳ありません。
●昨年末からずっと更新をしていなかったので、先日友人が「体調が悪いんじゃないか?」と心配して電話をくれました。感謝。

●委細省略で、まあふさぎの虫に突然罹ってしまったようなモノです。なに、ちょっとばかし何もかも嫌になってしまただけ。

●外貨準備高(その統計の1/4は「誤差脱漏」)が急速に減少している中国経済とか、原油価格低下の中でのアラブ諸国の対立とかいろいろありますが、無人爆撃機は軍人ではなく会社員が飛ばしていたりとか、世界中が戦場になっていきつつあるのが懸念されます。

●その背景にあるのがIT化の進行で、金さえあれば人工衛星を打ち上げて、いろんな事が出来る。金さえかければ貪欲に。

●電子出版がよほどの数が出なければ儲からないように、それでもシェアを取りに行く世界ではコストカッティングが一番重要で、データさえちゃんと伝われば契約は果たされるわけで、その質=クオリティ≒伝送帯域のマージン+ノイズ対策などどうでもいいという世界にしかならない。中長期的には音楽産業もかなりやばい。コンテンツはメディア側に食われてしまうのかも知れない。

●昨年夏に1ビット研究会で聞いた、IIJの専用回線を使ったライブストリーミングは驚異的な高音質だった。短絡してはいけない。ストリーミングが良いのではなくて、「専用線」を使った回線の質が良いのだ。だからLAN環境の質が低ければプアな音でしか鳴らないのは当たり前の話だ。
 翻って「つながればOK」というジャーナリズムのいい加減さ・レベルの低さに振り回される自覚もないオーディオユーザーのネット環境のプアさとスキルのなさ。



●いろいろと考えながら、音源用の2台のWindowsファイルサーバのLAN用PCIeカードの25MHzクロック発信器を、デンマークNew ClassDの高品位なNeutron Starに換装して音を聞いてみました。にじみ感が納まって、前後左右の音場感が明確に改善されてます。一応、クロック≒時間差情報=位相差情報と考えれば納得できる内容ですが、ノイズ対策や電源波形改善対策など、ありとあらゆる事をやった上での話ですから、25MHzクロック発信器換装だけの効果ではないことをご理解ありたい。

「本当の話か?」などと海外からも質問がありました。失礼な。外人にも分かってないやつが結構いるようだ。(笑)
 Firewireインターフェースなどでも、既に実績はあるぞ。

①全ての電子デバイスはタイミングデータ=クロック信号に則って動作する。
②音楽データには振幅軸情報=ビット数しか含まれておらず、時間軸情報=クロック信号は「実装電子回路」で与えられる。
③全てのクロックは水晶など自然の産物を加工して得られるもので、その性能・音質には大きな差とばらつきがある。


という基本がちゃんと頭の中に整理されていれば、クロック発信器を変えて音質が変わることなどは当たり前の話です。さらに言えば、HDDにもUSBメモリにもクロック発信器は実装されているので、機器毎に音が違うのは当たり前の話。
 半田ごてを握る人は激減しており、皆さん、もう何もご存じない。勉強もしない。こりゃ駄目だと思わざるを得ない。これが一番のストレスの素だ。


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