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日記のページ 

PCオーディオ、アナログ、SACD(マルチ)など 



('08.12.31)年は暮れ 日も暮れなずむ この途の 永きにわたる 旅ぞ今なお

いろいろとお世話になり、ありがとうございました。どうぞ良い年をお迎えください。


('08.12.30)今日は年賀状の中身を作りました。いつもあれこれ考えても着手せず、結局やる気になる素材が見つかるかどうかに、気まぐれな僕の場合はかかっています。
 さてもさても、今年も暮れ行こうとしています。そーいえば今年はクリスマスがどーたらなんて殆ど考えるひももなかったなあ。オカンのおかげか、巡り合わせか。どっちにしても浅く深く過ぎていく他はない事です。


('08.12.26)オカンもお帰りになり、昨日から今日にかけて爆睡、また爆睡。おかげで随分とリカバリして、ビール飲もっ!という気分になってきた。


('08.12.24)今日はクリスマスイブなので、お泊まりに来ているオカンと夕食後ケーキを食べる。といっても、サンタショートというかわいらしいケーキですが。

 90回目のクロースマス、いろいろありますが、とにかく元気で長生きして欲しいものです。


('08.12.23)tokuさんが円高について書いておられます。確かにちょっと円高になっただけで、「輸出産業が...。」と大騒ぎして株が下がる、なんてのは昔の「円切り上げショック」以来の思いこみみたいなもんで、グローバルな時代には製品を「売る」だけでなく各地で原材料を「買う」場面もあり、第一通貨高でこけた国は歴史上まずありません。日本人の金融リテラシーの低さを象徴する事であり、あほらしくて書く気にも慣れなかったものです。

 しかし今問題なのは円高では全くありません。一番怖いのは静かに確実に現実かしつつある「ドル安」であり、米国債への信認失墜つまりは暴落です。

 ロイターによれば「GM:株主も社債保有者も存続信じず-株価急落、社債保証コスト上昇」であり、実際難しかろうと思います。労組は「契約に基づき会社はこれまで解雇をしてきたではないか、今度は我々の契約を守れ。」という主張で賃下げを拒否しているそうで、これはこれで理屈ではあります。一方、オバマ確実とみて合併交渉を取りやめて3社態勢で残れると見たGM、クライスラーの経営陣はあまりに甘く、この人達が一朝一夕に変われるとも思えません。
 で、事前合意があるかどうかは別にして、こける。とすれば、また、きりもみスパイラルで景気は悪化する。オバマが大型景気対策を打つ。財政収支は大赤字。だれがそれを補填するかは米国債を買い切れるかどうかと言う話になります。
 一方で米金利は低下して、ますますドルが売られやすくなる。FRBのバランスシートは既にかなり悪いが、もっともっと悪くなる。ドルへの信認が保つかどうか。

 たまたまクリスマス時期で皆思考停止したいだけで、状況は皆の思惑を超えて急速に悪化しつつある。問題はドル安です。


('08.12.21)沖縄の友人からPCオーディオでちょっと疲れているのではないかとメールを戴いた。よく分かってくれてるなあ、と思います。ちょっと仕事モードも交えながらいろいろと重なってます。
 まだ整理されていない事も多い分野なので、書く以上はやはり出来る範囲であってもきちんと検証しなければならないと思う。まあ、ある意味忙しいのは良いことです。

 というわけで、この機会にいろいろな事を切りました。チェックするサイトなどを絞って、幾つかのサイトをお気に入りからはずし、先に延ばせるものは延ばす。まあ、春が来ますから大丈夫っす。


('08.12.15)今日の日経夕刊の1面コラムに哲学者・木田元さんが「人間が生きやすい社会」というタイトルで、大井玄さんの『「痴呆老人」は何を見ているか』を紹介されて板。少し引用させていただく。

 『認知症には認知能力の低下という中心症状と、被害妄想・夜間せん妄・幻覚・攻撃的人格変化といった周辺症状があるが、この厄介な周辺症状が現れるかどうかは、患者をとりまく人間関係や、ひいてはひいてはその置かれている文化的環境と密接な関わりがあるそうだ。
 同じ程度の知力の低下があっても、都会では半数近くに周辺症状が現れるのに、敬老意識の強い農村ではそれがなく、穏やかな痴呆状態だけが観察されるという。
 一般に痴呆老人に周辺症状を引き起こしやすいのは、個人に「自立」を強い、自立したその自己の無限の欲望追求を是とする欧米型の近代社会らしい。』


 そういう事だったのか。常に自立した個としての自分の能力を証明していかなければならないとしたら、加齢でそれが出来なくなったとき、自己を正当化(被害妄想・攻撃的人格変化)したり現実から逃避するのは人間らしさそのものだろう。現代に認知症が生まれたのではなく、それを際だたせてしまう社会の構造があるのだろう。

 う~む、自己の能力を常に証明しないと存在価値がないならば、オカンとしても何か常に仕事がないと自分の存在意義が感じられないわけだ。
 普段見ていると、こちらの声の調子も意識しているようで、同じ内容でも柔らかく話すと格段に受け入れやすいのは子供とよく似ているとは言え人情だろう。

 最近「お腹がすいた」とか「ご飯食べたかな?」とか、少しずつ進行しつつある感じがする。でも、寝込んだりしたら洗濯物を持って病院に通ったりどれだけ大変か。それも考えると洗濯物もよっこらしょと運ぶくらい元気なのも有り難いことだ。
 記憶力の衰えと知力低下が今程度なら、何とか対応や我慢も出来る。時にはかんしゃくも爆発してしまうが、しゃーないと思わなければやってられない。やはり出来る間は、出来る限りは、家族で見てやりたい。

 それにしても「長生きしてしまうリスクの高い社会」って何なんだろう。ともかくも、その本は是非読んでみよう。


('08.12.10)■「背番号制」へのアレルギーを捨てきれない御仁も多いと思うが、納税者番号は絶対導入すべきだと思う。これがないためにどれだけ税収の公平性の確保が出来ていないか、を考えると確たるユニークな番号による所得データベースの構築は、運用方法にきちんと制限をかけた上で不可欠なものだと思う。(セキュリティについては日本政府は弱体すぎるが、必要な者は必要なので。)

 そして同じくらい急ぐのがレセプトの全面電算化だ。いろいろあるが日本の医療制度は開業医のため、日本医師会のためにあるので、開業医と高度医療センターの連携なども勿論必要だろうが、まずはここを明瞭会計し過度な旨味を抑制すべきだ。
 
■最大手ノキアが携帯の基盤ソフトに「Nota」を採用。これは日本発OSのトロンを開発したYPRユビキタス・ ネットワーキング研究所(東京・品川、坂村健所長)も参画している。
 携帯には複数のCPUが搭載され様々なソフト・機能を動かしているわけで、これらを含む各種ハードの機能制御を行うのが基盤ソフト。今回の基盤ソフトにより各種ハードのメーカーは駆動用ソフトの開発が不要になり、ソフトの総開発コストが最大で1/100に圧縮できるそうだ。
 グーグルの「アンドロイド」、Appleのアイフォーン、MSなどがシェア争いを繰り広げる中でそれらのベースとなる部分での快挙。


('08.12.9)ハンマースホイについては誰もが戸惑っている、というのが現況でしょう。画の美しさと言い、表現力と言い素晴らしいものが「あるのに」、誰一人いなかったり、いても背中しか向けていなかったり、よくみると現実にはないバランスで書き込んであったり。忘れがたい印象を残すのに、腑に落ちない。寂しさだけが募って残っていくのをどうしてくれるんだ、という感じ。

 多分画家はこの世界に属していないのだと思います。彼は「ベルリン天使の詩」の天使達のように、全てのモノを潤しながらも結局は表層を深く浅く流れてゆく他はない雨のように、世界の外側に「在り」そして「視る」者なのではないかと。

 だから彼は「永遠の相」を帯びて立ち現れるものにしか目を向けないし、画く意欲が起こらないのでしょう。荒野に立つ若木を描いた連作がありました。そして嵐の中で枝葉は吹かれても立ち続ける若木を、画家はおそらくは喜びを持って画いています。あるいは時を経た倉庫街の姿、建築物。これらは永遠の中で佇ずむものとして画かれたのはないかと思います。

 だから家庭の中の風景にしても日々の「暮らし」としてではなく、時が止まったかのような室内の永遠の一つの瞬間としてしか画けない。友人達が集まっても彼らが話す姿ではなく、彼らが持つ本質のようなものを画こうとするから、誰もが押し黙った奇妙な画になる。
 奥さんは画家の妹ですから、彼の天秤は分かって愛していても辛かっただろうと思います。人間にはふれあいが必要です。まして女性なら。心ここにない者をどうやって愛せるでしょう?

 いくらストイックでもこれは辛いバランスだと思います。だから口元を引き締めたまま、沈黙を保つしかない。リネンのクロスの感触を、コットンのシーツの感触を、一杯のお茶の味わいを、世界と人間の不完全さと愛しさを「ぐっと」飲み込んでしまうことができなかった人ではないかと。

 しかし、これも同じくこの世界に属しきれない根無し草の、相も変わらぬ白昼夢かも知れません。


('08.12.8)5日のフェルメール展は20分待ちの行列だったが、僕のバヤイは赤い手帳のおかげですっと入れてくださった。スミマセン。最初は同時代の画家の作品だが、2階に上がるとフェルメールとの違いは一目で分かる。隅々まで透明感が行き届いていて、ひとつの世界が息づいている。
 初期のには興味なく、結局「リュートを調弦する女」の前に一番長く立っていた。女性の手ではカバーしにくいくらいかなり広いネックなので、上の方が共鳴弦になっている7コースとか11コースのリュートだろうか。羊の腸を編んだガット弦だから気候の変化の激しい地域・気候では調弦に相当時間がかかる。
 しかし妖精めいた彼女にとって待つ間は満たされているのだろう。床に置いたヴィオラ・ダ・ガンバらしき楽器を奏でるパートナーは今は海の上だろうか。目は窓の方を向いているが、瞳はそれを見ているわけではない。彼が帰ってくるおそらくは港の方を向いて、弦の響きの中で幸せな時間を思い浮かべながらチューニングをしているのだろう。
 出来ないことは分かり切った話だが、出来ればこの絵はそのまま持って帰りたかった。

 明日はハンマースホイのことを。


('08.12.7)これからは積極的に気分転換するぞ~、で一昨日から昨日にかけて急遽東京行き。フェルメールとハンマースホイをはしごして見てきました。(^_^)
 お仕事も入ったりして、詳細は追って。


('08.12.3)ふと見ると OpenOffice.org では1クリックでPDFにエクスポートが簡単に出来るらしい。WordXPと「いきなりPDF2」でフォントがうまく表示されない事もあって面倒だったこともあり、とりあえず3.0をインストールしてみた。MacでのNeoOfficeはうまく稼働しているので、Woindowsでも上手くいって欲しいモノだ。
 いずれにせよ、MS Officeを買うことはもうないだろう。時代はやっぱりオープンソースだよ、Mr. Gates.

 と、AVのお師匠さんから「ちなみに、いまのWord(Word2007)も、ワンクリックでPDFにエクスポートできます。」とのメール。さよか~、まあ、WordXPもあるしわしゃあオープンソースで行きまっさ。

 明日はビッグスリーの公聴会。議会の反応や如何に。
 日本として一番怖いのはレガシーコスト切り捨てと「環境対応車」の開発・生産を条件に、国家的プロジェクトとしてオバマ政権が支援と推進をすることだ。今でこそ「ポスト京都」という言い方で、ごくかすかに日本の存在感は残っているが、アホな政治家どもが跋扈して日本は完全に取り残されていくことだろう。その時には、明日は我が身となるかも。


('08.12.1)我ながら最近の日記はオカンネタか経済ネタで読んでてあまり面白くない。何でもそうだけど何かが熟すには何かが降りてくるには、ある程度の時間が必要なんだな。何よりも自分に還っていないと、そういう瞬間を受け止めきれない。我慢をしていると、気持ちの余裕がなくなるなあ。よし、遊び方を変えよう。


('08.11.28)オカンには疲れまくるが、久々に寝が足りて調子が良くなってきた。明日は家族で集まって夕食会だし、やる気出して行こうぜ。


('08.11.26)昨日僕は58歳になった。特別な感慨は無くてむしろ60歳を強く意識している。今まで、10年ごとの節目でどんと体力が落ちてきて正直辛かったので、今度は何が来るかと思うとちょっとばかし気が重い。まあ、でも何とかしてやっていかなくてはならないので、あれこれ工夫するしかないなあ。とにかく身体への負荷のかけ方を考えるて動くしかない。今週中に区役所に義足修理の相談に行って、業者さんともいろいろすりあわせたい。
 来年はイタリアかスペインに行く話があるので、態勢を整えにゃいかん。その次はどこへ行こうか。行きはビジネスにする。香港に行ったときにあれは高くないと思った。

 今週は金土日とデイサービスなしにオカンがずっと家にいる事になる。病院に連れて行くとか、買い物に出るとか、とにかく家の中に一緒にいる時間を少しでも減らさねば気分的に息が詰まってしまう。これも我慢と工夫だ。


('08.11.25)シティの次はバンカメか、ウエルズファーゴか、とマーケットは不安・不信をどんどん現実の株価という形で先取りと言うよりも現実かしつつあるようだ。
 「米GM、タイガー・ウッズとのスポンサー契約打ち切り」
 「日産、北米自動車ショーの出展見送り 三菱・スズキも」
 現在の情勢では、おそらくビッグ3のいずれかがチャプター11の申請をして破綻する可能性大だろうし、オバマ氏陣営も内心はブッシュ政権下でのそれを期待しているのではないかと思う。また波が来るだろう。

 今日から土曜日の晩までオカンがお泊まり。寒くなってきたので、冬ごもりモードであまり動かないでいてくれると助かるのだが。土曜日には久しぶりに家族全員集合だ。


('08.11.24)ブログをはじめた友人達が1周年やそれぞれの節目を迎えて頑張ってくれています。志は決して無にはなりません。どこかで何かにつながっていきます。
 僕はカウンターなどは一切付けない主義ですが、それでも何年かサイトをやっていると、ある種の責任感みたいなことはやはり考えます。

1.嘘をつかない。
 たとえ途中経過であろうと、間違っていたら素直に認める。

2.レトリックを使わない。
  世の中には自分が「何でも分かっている」というスタンスを取りたいが故に、見え見え、バレバレなのに自分を正当化しようとあれこれくだらないレトリックを弄する人達がいます。
(1)別の大きな問題の方に持っていき、「薄める」やり方

(2)クリンチ作戦
 自分が不利でも見た目にはそうでないように見せかけるため、あれやこれや持ち出して中途半端な状態に持ち込もうとする作戦。途中で論旨を書き換える、なんてのも分かる人にはしっかり分かります。

(3)攻撃材料・批判点を作って話をそっちに持っていく。
 これは多少的外れでも、強引に繰り返すと効果的です。特に立場があってストレートに反論しにくい著名人やメーカー・会社などに矛先を持っていくと効果的です。

(4)強く主張する。
 だいたいが強い口調で主張されるとフツーの感覚の人は引くものです。そこを強弁する。繰り返す。

(5)開き直る。
 例えば「それは一体どういうことか?」と正面から丸投げして返す。あるいは「こっちはシロートだ。そちらが克明に説明せよ!」と開き直る。フツーのセンスの人はここらで嫌になるか引きます。で、結果的には中途半端で「負けていないような」状況を作り出せば成功です。

(6)直接関係のない論拠でも、「らしい」ものを何でもかんでも持ち出す。
 例えば法律だとか規則だとか規約だとか、適用関係が全く異なるものでも何でも持ち出す。思わせぶり、で何か裏があるように見せかける、なんてのも効果的かも。

3.自分で確かめていない事や伝聞は、明確にそれと分かるようにする。

4.読者を言い訳にしない。
 「沢山の人が読んでるから、ちょっとくらい要領かましても」と自分を甘やかすのは最低だと思います。

5.疲れたら休む。ネタが切れれば休む。
 無理に書かなくったって良いわけです。普通話で「閑話休題」、英語でBTW(By The Way)。

6.さかのぼって訂正する。
 ブログやHPを読む人は全体を読んでくれるとは限らない、というか一部分しか読まないのがふつうです。だから誤解を招かないよう、前段の記事も訂正を入れた方が良いと思います。

7.驕らない、昂ぶらない
 世界の広さという畏れを知り、己の無知という痛みを知らないと、「智慧」は生まれません。一つの言説をはぐくむためには百の沈黙と努力が必要です。 


('08.11.21)■Confidence、つまりは信認の問題。GM&クライスラー、韓国、そしてシティグループ。一番最後のは個人的にはちと辛いが、ひっつくならGSではなくモルスタにしてもらった方が面白味はある。はてさて、本番はこれからですな。

■東京都議会がなんで新銀行東京への400億円追加出資を可決したかというと、自分たちの融資口利きが暴露されるのを恐れたから先送りした、と言う事のようです。しかしまた9月中間決算で70億円の最終赤字(前年同期は86億円の赤字)。実質業務純益は5億9000万円の赤字(前年同期は33億円の赤字)で存続すれば利益どころか赤字を垂れ流していくだけで、税金が不明朗なヤミに吸い込まれるだけなのは明らかなのに、誰も何もしない。
 自民・公明の国会議員、都議らがリストには目白押しらしい。これは怒れよ、東京都民!


('08.11.20)オカン帰る。他にもいろいろあって、ちょっとばかし疲れた。今日は音楽を聞いたが、音質調整中心。

 急ぐ資料に目を通す。日経だけ読んでいては分からないことが見えてくる。あっちもこっちも問題山積で、思ったよりも早くアクションを起こす必要があり悩ましいが、とりあえず方法は思いついた。週末は楽しんで、気分転換したいなあ。


('08.11.17)少し疲れたけど、なかなか充実した週末の3日間。それにしてもオーディオ界は狭い。言葉の表現も難しい。


('08.11.13)明日から東京行き。明日は上野でフェルメール、ハンマースホイを見て銀座に回り、山野楽器あたりでアメリカから帰郷している友人と待ち合わせ、焼き鳥など食しにまいろうかと。
 土曜日は「音と戯れる会」の例会。ちょっくらハードディスクなど担いでまいろうかと。
 日曜日は千葉の友人宅を訪問する。とても楽しみです。今夜は早く寝ようっと。

※14~16日と東京行きなので、更新を休みます。


('08.11.12)昨日から今日にかけて久しぶりにゆっくりと眠れた。オカンのいぬ間に少しだけだが音楽も聴いた。ああ、嬉しい。

 パヴェーゼが「お風呂に入ることができさえすれば、人生はきるに値するものなのだ。」(「女ともだち」三輪秀彦訳)と言ったことは、睡眠にも以下同文だと思うなあ。


('08.11.7)滞っていた懸案に決着を付ける事にして、気分がホッとしたし、今日は音楽をたっぷり聞いたので久しぶりにいい調子だ。
 生命保険でお世話になっていた方からの電話もあり、お元気そうで何よりだし、わざわざ電話をしてくださったのが大変嬉しかった。ご無沙汰している友人に久しぶりにメールを書いたりして、今日は人の縁を想う日になった。


('08.11.4)オカンの状況はビミョーに悪く成りつつある気がする。例えば昨日・今日など食事をしたかどうか記憶が定かでなかったりする。まあ、お腹がすいたと言い続ける訳ではないが、今までになかったことなので、やっぱり気落ちする。ショートステイでお泊まりしても必ず「家に帰りたい。」と言うそうなので、出来る限り、このまま家とデイサービスでなんとかもたせたいのだけれど難しくなってるのかも知れんね。

 ちょっと寒くなってきて、秋が短いのが残念だ。僕は季節としては秋が一番好きで、密かに大地の実りと収穫を言祝ぐもののひとりだ。雨の後は土の匂いが少し強くなって、落ち葉の匂いも分かるようになる。冬も悪くはないが、もう少し秋の中にいたいし、コンクリートジャングルの中には帰りたくない。


('08.10.31)最近気に入っているもの。Windows用のブラウザソフト「lunascape」。グーグル「Chrome」より僕はこちらが好きです。MacではStainlessが早いのですが、まだブラウザ部分だけで完成待ち。
 いろいろ調べ物をしていると複数のページを同時にいくつも開けておいて参照したり、引用したりする必要があるんですが、作業用にはタブブラウザが便利で使いやすいので。

 遊びほうけた報い(笑)か、やっぱり風邪をひいてしまいました。昨日の夜が一番ひどくて峠は越しましたが、この週末はおとなしくしていなければならないようです。行きたいコンサートがあるんだがなあ。


('08.10.30)【香港滞在時に感じたこと】

帰ってくるまで日経を見ていないが、短期間だしある程度見当が付くので右往左往する必要も無くゆっくりできて良かった。ホテル側はアサヒを入れてくれたのでじっくり読んだが、なんかスカスカした感じで社説の経済オンチには苦笑した。新聞販売部数は激減だが、ネットの時代にこそじっくり読んで考えられる補完的な紙情報は絶対必要だと僕は思うので、大局観よろしくお願いしますね。

夜の銅鑼湾駅前そごう付近など歩いてみると人出の多いこと。しかも若い人が多い。以前に比べてもそう感じる。おそらく返還前に市民権をとるために子弟を送り出していたカナダ辺りから帰っている人も多かったり、ちょっと安心して子作りにはげんだのかも知れない、いずれにしてもわき上がるような活気がある。こいつは負けだな。

■ホテルスタッフでも英語を話せない人もいたり、街で道を聞いても肩をすくめる人も多い。語学力・教育は職業選択の幅にもの凄く影響があるのだろう。しかし飯は英語の通じない店が安くて旨い。

日曜日にはフィリピンから来ている家政婦さん(アマ)たちが市内各所の公園や路上で集まって、ご飯を食べおしゃべりをし、踊ったり歌ったりしている情景をはじめて見た。インドネシア系の人も多く、インドネシア食品スーパーで干しマンゴーや調味料など買ったりした。日本人は2万人くらいいるらしい。

すぐに入れるトイレが無いのにはまいった。店や会社のお客さん用には無論内部にあるのだが、銀行のビルの中でも共用トイレはない。案内に聞いたらマクドナルドに行け、ということで、別の所ではスタバだった。香港に行かれる場合はトイレ対策シミュレーションを立てておかれるよろし。


('08.10.29)う~ん、香港は3回目なんですが、今回はフライト・宿泊共に全く旅行社を通さずにやったので、いろいろと勉強できました。おまけに同行したオーシロさんがANAにも顔が利くもんで、結構いい目をしました。空の上には基本は3つだけですが、歴然とした「格差」というよりも「1ダースなら安くなる・またはサービスが良くなる」という経済原則のカテゴリがあるわけです。

 そして金融危機の最中に行ったのですが街ではみんな元気で何処吹く風、銀行のスタッフもあっけらかんとしたもので、なんか元気をもらったというかエンパワーした気がします。

 あ、それと食い物屋サンはガイドブックと関係なしに勘と匂いで行きました。結果、ほとんどがカードの効かない、英語が通じない店で、それでも「漢字」頼りになんとか注文して食ってきました。ま、朝は当然お粥さんですがな。いや~、美味しかった。ガイドブックなんてどーでもいいわけです。

 ひとつ是非行きたいと思ってたのが、中環駅のすぐ北側のチャターハウス。なんでかってーとアルマーニ。といっても服には全然関心なし。事前情報では「Georgio Armani, Emporio ArmaniのほかにArmani Fiori,Armani Casa、Armani Libri、Armani Cosmetica、Armani Caffeなどアルマーニの花屋、家具屋、本屋、化粧品店、カフェが入っていて、まさにアルマーニワールド。」って事でしたが、実際にはArmani Libriは本屋さんと言うよりもほとんど図書コーナー。でもArmani Fioriはすんげー格好いい花屋さんで、家具のArmani Casaも渋い渋い。皆プライスタグが一切無いのが、らしい感じでした。
 で、お昼は当然Armani CaffeはなくてArmani Bar でイタリアン。信じられないくらいプリプリに身が詰まった旨いボンゴレ(アサリ)のリングィーネ・ピッコーレ他、昼からシャンパンでなんじゃかんじゃ食って飲んだのですが、いや安い。


 まー円高のおかげもありますが、全体に安い感じ濃厚っすね。今のウチに遊びに行くよろし。(写真はすべてマメなウチナーンチュのオーシロさんです。多謝。)


('08.10.23)明日から香港行きなので、27日(月)まで更新を休みます。


('08.10.22)LIBOR3ヶ月ものも下がってきたりしてすこしずつ信用市場は落ち着いてきているらしい。欧州については景気先行き悪化や出尽くし感が広がらない金融損失問題などユーロは売り方向で、円はクロスで上がっているがそのため日本の株価は下落傾向。もともと株価の下落は、リスク回避の高金利・新興国通貨売りにつながりやすい。アメリカもいろいろあるが大統領選も控えているので、問題はクリスマス・年末にかけての動向だろう。

 火種の一つとしては新興国がこの売りや外資流出のなかで保つかどうかだ、この27日に償還予定されているアイスランドのサムライ債=円建てはデフォルトする見込みらしい。金融機関の規模がGDPの9倍前後だったと言うから、国がジタバタしても限界があるのだろう。いっそのことNATOを脱退して上海協力機構に加盟した方が良いかもしれないが、ロシア自身もお尻に火が付いており資金流出がひどいらしい。最近の流出の主役はオリガルヒ(新興財閥)やシロビキ連中の資産逃避らしいから笑ってしまう。まあ、ロシアは石油埋蔵量もさほど大きくはないから、いずれにせよ長期で頼める相手かどうか。
 「アルゼンチン政府、民間の年金基金の国有化提案-法案が議会送付」

 「同国の債券と株式相場は大幅安となり、債券利回りは24%台に上昇。株価はこの10年間で最大の下げを記録した。アナリストらは年金基金国有化について、年金資産を差し押さえ、アルゼンチンが過去10年で2度目のデフォルト(債務不履行)に陥る事態の回避を意図した動きだとみている。」
 「950億ドル相当の国債がデフォルトとなった2001年以降、アルゼンチンの国際債券市場からの資金調達は途絶えている。メリルリンチによれば、アルゼンチンの債券相場は年初来37%安と、このままいけば01年以来最悪の下落となりそうなペースだ。」

 身も蓋もない有様というわけだ。

 IMFの出番だが、はてさてどうなるか。まあ、今日は福島から届けていただいたホコホコの新米をオカンと一緒においしくいただくことにいたしませう。


('08.10.21)24日から香港行きで、準備も一応あるので、これから更新が(前にも増して)ぽつり、ぽつりになる可能性も大です。夜露死苦であります。


('08.10.17)爆睡また爆睡。でもしんどい。

 マーケットは乱高下の激しい展開で、皆、時限爆弾が足元にある事を認めてしまったので、簡単に恐怖が支配しうる状況だ。皆、痛む胃を抱えてこれからも走り回るのだろう。個人の押し目買いも増えているらしいが、まだ早いと思う。専門家の知人とも意見が一意して、これは確たる根拠があるわけではないが、やはり恐慌クラスの事態だと思う。ただ金本位制度下の大恐慌時と違って現在は管理通貨制度の態勢なので、押さえはそれなりに効くはずだ。と思っている。

 ひとつはっきりしていることは、「AERA」に高村薫さんがこれまでの日本人のつましい「暮らし」を何故失ってしまったのか、と書いていたが、そんなものはとっくに失われているし、もう戻ってくることはないということだ。それができないくらい生活が世界と絡み合ってしまっている。いやでもおうでもグローバル化してしまっているので、それを前提に生き方を考える他はない。例えばフィリピン人やインドネシア人の介護士問題などだ。
 考えようによってはスリルとサスペンダー(一応洒落っす)でジェットコースターのような経験が出来るかも知れん。それもまたよし、備えは怠らず。常在戦場。


('08.10.16)オカンに起こされたりでよく眠れず体調低下。しかしマーケットの下げはもっときつい。昨日のNYはご存じの通り大幅続落。これを書いている朝10時前現在、日経平均は9,000円を軽く割り、日経225先物は一時取引停止した。さて、どこまで行くか。
 でも僕は疲れているので、オカンを送り出したらもう寝る。今日から週末は解放されるので、ようやくゆっくり眠れる。目覚めてマーケットがどうなっていようと、知ったことか。


('08.10.15)まあ、マーケットには何にも言う気が起きません。NYは今大幅反落して始まってます。LIBORやEURIBORが下がっているので資金市場は動き出してるようですが、基本は不安定、根っこはまだこれから。でも少しやる気が出てきたので、じっくりと考えましょう。

 アイスランドがロシアンマフィアのマネロン天国だったから、ロシアも慌てて融資したという説は実に面白い。銀行規模がGDPの9倍でっせ?デンマーク(おそらくスエーデンも)が独自通貨をやんぴしてユーロに加わるんだったら、アイスランドは旧CISというかルーブルに加わるのかしら?シュールな世界だこと。
 メドベージェフは分かってると思いますが、旧KGBのシロビキ連中はロシア市場の暴落はアメリカの陰謀だ、くらいに思ってるのかも。いやはやイワンに鉄砲、もといグレネードランチャー。


('08.10.14)このところのマーケット事情でへこんでいるワタクシを慰めに、ヤマモッさんがトスカナはフィレンツェ特製のスーパーオーガニックのオリーブオイルを送ってくれました。深謝。

 オリオ(オイル)については単なる「アブラ」ではなく、ソースのベースなんですよ~、といくら言っても分かってもらえない。以前同じマンションで食事会をしたときに「とーっても良いオイルがあるから大丈夫よ~。」と言われて、行ってから味見して大後悔したことがある。高けりゃいいってもんじゃないのだ。
 ヘルシンキやロンドン辺りのイタリアンではもの凄くサラサラの、要するにお安いオリオが使われていて味も素っ気もない。おまけにジャーマン・モッツアレラと来た日には胸焼け確実だ。

 いただいたオリオには喉を刺す新鮮味もあるが、もの凄くスムースで全然青い味ではない。しかし口に含むといろんな味のグラデーションがゆっくりと広がる。これはこだわりの日本的感性が加わった味だと思う。少しなら和食に使っても違和感はないだろう。茄子なんかと合うんじゃないかな。熱を通すのは勿体ないので、今晩はフルーツトマトと茹でたブロッコリー、ベビーリーフのサラダに使った。凄く美味しい大降りの椎茸のパスタの方は常用のオリオで。明日はパンにつけて、ゆっくりと紅茶で味わおうと思う。

 先日のレーヌのCDといい、このオリオといい、持つべきものは友であります。やる気湧いてきました。感謝。


('08.10.13)こんばんは酔っぱらいのオカンであります。まあ、たまにはいいだろうさ。こっちも少し飲むか。

 今季はTVドラマで「ルーム・オブ・キング」(ch8系、土曜夜)が面白い。たまたま記事が新聞にのっていたので見たら脚本家はやっぱり関西人、というか遊び感覚が横溢していて大変によろしいかと思います。(実は月刊ハイビジョンでの紹介記事で鈴木杏の写真がめちゃ綺麗だったので、ひょっとしてダイエット大成功かも、と思ってミーハーに見たのですが、全く一緒でした。てなことはともかく、とにかく面白いのであります。)


('08.10.11)ヤフオクでちょっとしたものを落としたのは良いけど、出品者の反応が鈍くてあきれた。発送そのものは遅くなっても良いから、取引ナビやメールで一言伝えておけば済む事をなんで放置しておけるのか、俺には理解でけん。
 エゴ剥き出しだったり、己の狭~い視野しかなかったり、うんざりすることが多い今日この頃であります、やれやれ。


('08.10.10)ブッシュやや不明瞭だが言明するも、日本時間11日午前1時過ぎ段階ではマーケットの下げは続いているようだ。G7がどれだけ強いメッセージを出せるか?でも、見込みは薄そうだ。ならば週明けはさらに厳しいものになる可能性大だ。いずれにせよ「国家資本主義」の復活と危機に促された「国際協調」か、あまりに急速なパラダイムシフト。やれやれ。
 暢気に構えている事態ではないのだけれど、まあ言っても始まらんしなあ。「もう」は「まだ」というのは確実らしい。


('08.10.8)各国協調利下げでダウ小反発するも、結局反落か。好感もたれても信用危機は止められないわけだ。週末のG7でも、ブッシュ政権が末期・議会も休会・国民同意が得られにくい状況では、さほど踏み込んだメッセージも出せないだろう。大統領選待ちといったところで、10月はいろんなものが吹き出しながら下がっていくのだろう。

 でも考えてみれば人生で2つの大バブルが弾けるのを経験したわけで、これから凄いモノを見る事になるのかも知れない。それはそれで貴重な経験だろうが、世は斯くのごときであるのか。まあ香港では円が少し強くなっているのだろう。蟹の1匹も余分に食っておくかねえ。
 10月4日は「証券投資の日」ってか。やれやれ。


('08.10.7)欧州がやはりひどいようだ。週刊ダイヤモンド10/11号「世界大破局」を読む。ドルとの連動が強く保有高も多い韓国が外資から壮絶な「売り」を浴びている。日本もたまたま目立たないポジションにいただけで本当は問題山積で見直しが必要なのに、某経済担当相のなんたる無恥無定見。年金もそうだが「個人向け国債、10月販売額が半減 金融不安で需要が減退」なんていう事情をちっとは考えろよな~。

 今日当面できるロスカットを終えました。含み損の間はまだ先送りできるのですが、実際の金額として確定するとやっぱり堪えますねえ。実はまだあとあるんですが、今はどうにも出来ないので大恐慌のようにならないように、デフォルトしないように祈るのみです。う゛う゛、誰に祈ったらいいんだろう?
 現役の諸君、どつかれまくっても罵られてもいいから仕事にしがみついておけよ~。晩年は厳しいぞ~。


('08.10.6)欧州がやばそうだ。ドル短期資金は麻痺状態で、場当たり的な各国別対応、サブプライム資産だけでなく、スペインやあちこちの不動産バブル崩壊が重なる。悪循環だなあ。

 朝オカンをショートステイに送り出しに行ったりして眠い。


('08.10.5)どうも睡眠が不安定気味でいまひとつだが、今日は仕事もひとつ片付けた。

 BSの金融関係者のディベートを見たが、どうも学者さんは「リーマンを潰したのはポールソン案を飲み込ませるための作戦だ。」とかピント外れの発言が多く、外資業界が長い女性のビシバシ発言が一番参考になった。「情勢は一夜にして変わる。」という意見、「一夜では変わるはずがない。」という意見、「一夜にして変わらなければならない。」という意見。信用収縮対策はどこが行うべきものか、などなど。
 さあ明日のマーケットはどうなりますか?TARP法案は織り込み済みで下がるだろうなあ。


('08.10.3)最悪の場合も想定していたが、米議会下院がTARP法案を可決して、多少の時間稼ぎは出来るかも知れない状況になってきた。いろいろ調べていて、やはり「大恐慌」以来の大惨事だという理解が正しいのではないかと思う。少なくとも日本の政府関係者の言うことは絶対に信じてはいけない。リスクを明確にとる気のない人間が的確な判断力・情報を持っているはずがないからだ。

 証券化での実態が不明・実態価格と簿価との乖離のなかでの証券化商品の流通停止、資金流通のショート、大恐慌時のようなブロック経済化(もちろんグローバルにつながりつつ)、失業リストラ増大、デフレ、そのなかでの資源関係など価格上昇、当然のことながら多数の事業会社、金融機関の倒産や再編、というような事なのだろうか、よく分からん。米国債に火が付いてドル暴落になるのだけは何とか免れて欲しいが、定かではない。

 いずれにせよ、もうサインは出ているのだから、腹をくくって備えをしなければならない。ここ数日で いくつか判断をして実行した。ちょっと辛いが、とりあえず今週末に残るひとつに結論を出そう。中長期的には、生活の見直し、ショック回避のための着地態勢確保と出来るだけのリスク分散、動向の見極めなどなど、か。

 遊びの時間は終わった。


('08.9.30)昨夜というか早朝何度もオカンに起こされて十分眠れなかったので、今日はだるい。

 おまけに昨日米議会下院は金融安定化法案を否決してしまって、世界同時株安が進行しつつある。まあ、選挙民になんで税金を投入しなければならないのか説明するのは難しいだろう。財政と国際収支と双子の赤字を出しながらドルを垂れ流し、海外からドルが投資の形で環流してくるから米景気も異様なまでに長期間上昇基調にあり、そのおかげも選挙民達は蒙っているのだけれど、なにせ田舎のアメリカ人にそんな判断は期待すべくもない。マケインは経済には無定見のようだし、オバマは保護主義な内向き志向を強めるだろう。いずれも明るくはない。

 短期的に望むべくは上院が法案を可決し下院が再審議して可決する事だが、それまでには時間がかかるし、マーケットが疑心暗鬼を強め手いるので、また大手金融機関の一つや二つ倒れるかも知れん。ちょっと気が抜けない情勢だし、状況を見ながら作戦を練り直さなければいけない。


('08.9.28)早起きしていろいろと作業しはじめるが、iMacのWindowsが「Remote Procedure Call」が突然終了して勝手に再起動するトラブルが頻発し、せっかく打ち込んだデータが飛んでしまう。まあ、結局ワームは見つからなかったのだが、26日からあちこちでこの現象が起こっているようで、Flash Get説、ノートンの配布ミス説などあるがよく分からないようだ。とりあえず管理ツール→サービスから「Remote Procedure Call」のプロパティを開き、エラーがあっても再起動しないよう設定した。レジストリもチェックし、いまのところ支障なく動作しているようだ。やれやれ。


('08.9.27)爆睡。涼しくなってきて身体が休養を要求しているらしい。心のツケも身体にくるし休まなくっちゃ。zzz


('08.9.26)最近方針を変えて若い人にははっきり「嫌事」(いやごと)を言うようにしている。見ていると周りの人間が今まで何をしていたのか?と思わざるを得ないケースに度々ぶち当たるからだ。
 たとえばの話で実例だが、こっちが書いているのに、メールの1行すら書いてよこせないほど忙しいのならそれはそれで結構なことだ。それで行けると思ってるなら、しかし、そういうのを「甘え」と言うんだがや。

 ブログに切り替えたらこういうことを「言いたい砲台」書きまくってやろうかしらん?まあ、季節の変わり目で体調が悪いと言うこともありますが、仁義の切り方も弁え(わきまえ)とらんのはおもろないやんけ。


('08.9.25)デイサービスからの帰りの便が間違って弟の家の方にオカンを送ってしまったので、やっこらさと迎えに行く。をいをい、の世界。喘息が出たりどうも体調優れず。orz
 これでもあちこち結構気を遣っているのだけれどねえ。ああ、言いたいことをはっきりと言ってしまいたい。すっきりするだろうなあ。

 問題は「口ひん曲がり首相」がいつ失言・放言するかだなあ。特にやりたいことも識見もないが、爺さんを越えたいという強迫観念で首相の座について権力は振るいたい、これまたおぼっちゃマン。
 ま、そんなに保たないとは思うけれども、それにしても「言挙げ」しない日本人って一体なにもんだべ?


('08.9.24)今日はオカンを送り出してから、心斎橋に行き銀行などで手続きし、一番気になる部分のポジションをまき直した。といっても確定は来週だが。まあ、今後の変動で多少のロスは発生するかも知れないが、世界経済がメルトダウンしない限り、何とかなるだろう。お茶を飲んだり本屋さんに行ったりもっとゆっくっりしたかったが、オカンが帰ってくるので束の間のシンデレラ。

◎ 「S&P:三菱UFJ、格下げ方向で見直し-モルガンS出資で資本に懸念」
 そりゃそうだよなあ、19日に話があって22日に決定・発表。デューディリジェンス(資産査定)も全くできてない段階の、トップが名を残したいがための軽挙だと思う。第一誰が国際業務を切り回すのかね?筆頭株主だし経営責任・訴訟責任を負う立場になったらどうするのかね?おそらく死に金になるだろうが、9000億円だぜ。
 
「急膨張する米財政赤字、米国債のトリプルAは維持可能か」
 これもそうだよなあ。無闇に戦費を使ったのは誰だ?

 デイサービスの際にドクターに安定剤をもらったみたいで、帰ってきたオカンは妄想もわめかずかなりよい子になっていた。お土産のケーキと紅茶ですこぶるご機嫌であります。


('08.9.23)■僕にとって料理というのははっきりしていて、「自分がこれは美味しい!と思うものは、一生懸命試して作る。それ以外は作る時間と味とお腹がふくれるか、というコストパフォーマンスで決める。」と言うものです。もの凄く極端に言えば、「料理とエサ」という2分法です。時間がなかったり一人で面倒臭いときは(一応あれこれ選んだ)半生の饂飩と鰹節とネギと出し醤油でぶっかけ饂飩、なんてしょっちゅうやります。さすがに、オカンのために料理する時間が長くなって「お総菜」系もかなりバランス良く作れるようになりました。これは良かったと思います。
 僕は食の本場に長いこといたので、例えば本マグロとインドマグロの大トロの味の違い、なんてものはもう1生分食べたと思うし、鯨の尾の身の凄さや旬の春先の大物の河豚のうまさも知っています。でも、こういうものは普段食べるものではありません。

■また僕は白味噌、それも西京味噌しか家には置いていません。自家醸造している味噌屋さんの味を知ると、ほとんどの赤味噌系には関心がなくなりました。西京味噌はコンソメと合わせる事も可能ですし、パスタのソースにも使えます。鯖の味噌煮でいままで一番凄いと思ったのは、江戸堀の小さな店のお昼の定食(850円ぐらいでしたか)。出しとごく薄い白味噌、ゴボウと生姜、そういう薄味のスープの中で「味噌の味」ではなく、「鯖自身の味」の美味しかったこと。関西人であることを幸せに思った一瞬です。

■材料から工夫して料理法を考える事も勿論ありますが、作ってみないと分からない創作のようなことはあまりやりません。だいたい何処かで食べた美味しかった味の記憶をベースに、こうしたいというイメージを持ってやるのが殆どです。例えばパスタにはパスタの思想やポリシーみたいなものがあって、食べに行った店のいろんなプロに教えを請うとだんだんとそれが分かってきます。個々には相当違うけれどやはり基本的なメトードのような何かがあって、自分で試行錯誤している積み重ねの中でそれは見えてきます。ほとんど和食のような創作イタリアンなんて単なる自己満足で薄すぎてとても食えたものではなくて、ちゃんとしたオリオ使えよ!としか言えない。トラッドなシェフ達の中に知恵が一杯詰まっています。

■そして一つの材料をあれやこれやいろいろやってみないと、うまさの引き出し方は見えてこないものです。例えばネギ、それも白ネギ。こんなに安くていろいろと楽しめる食材はありません。僕は定材料シリーズが好きで、それをひととおり納得するまでやって次に移る、というやり方が好きです。レパートリーやレシピなんか増えなくてもいっこうにかまいません。

■昨日からオカンが来ているので、昨日はシメジと椎茸と飲み残しの白ワインでソースを作った具沢山キノコのアーリオオーリオのパスタ。(鷹の爪は入れない方が美味しい。)胡椒をふってパセリ添え。ミュスカデのシュル・リー。
 今夜はまずオクラの味噌スープ。オクラのねばねばが良い感じになって、今日は白出しと西京味噌とお酒でまとめましたが、コンソメにしても美味しいです。そして空芯菜(エンサイ)と鶏もも肉の炒め物。我が家はIHで中華鍋は使えないし、中華のように山のように油を使うのがいやなので、少なめの油(胡麻またはオリーブ)とテフロンのフライパンでニンニクの香りを弱火で出して、空芯菜の軸の方を斜め切りして脂身をとった鶏と一緒に中火で炒めます。鶏が堅くならないように気をつけて、少し後で葉の部分を入れて塩とこしょうで味付け。福島から送ってもらったお米と一緒に戴きま~す。


('08.9.19)米当局姿勢待ちでマーケットはほんの一服。整理公社(RTC)方式では手ぬるいとか、公金投入が必要だとか「識者」は盛んに言うけれど、いったい日本の場合はどうだったのかねえ。公金投入には絶対に各方面の大きな抵抗がある。明確な基準を設ければマーケットはそれを織り込んで確実にモラルハザードが定着するだろうから、示せる訳がない。ダブルスタンダードだ、というのも所詮は勝手な言いぐさだろう。
 結局緊急避難的に、行き当たりばったりに行く事にしかならないと思うな。SECの空売り規制が案外と効くかも。

 まあ、これで日曜のイベントに向けて腰が落ち着いたのは助かる。


('08.9.18)次はモルスタかねえ。こういうときに他の投資銀行が顧客の奪還を計るというのも、ウオール街というかハゲタカチックな世界だ。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=atYB0GEswtwg&refer=jp_home
いずれにせよとてもこれがファイナルソリュ-ションだとは思えないし、米政府のダブルスタンダードに対する疑念は続くだろう。おお、僕も結構忙しい。


('08.9.17)AIGにつなぎ融資するのは良いけれど、FRBの資産がかなり毀損しているだろうと思う。まだまだ揺り戻しの大きいのが、いくつも来るだろうが大丈夫かね。
 ブッシュ政権はレイムダック状態の度合いを深めていき、融資ではなく民間金融機関に対する公的資金そのものの投入を迫られたときには対応できない可能性が強い。来年1月まで持つとは思えないが。

 とりあえず僕は僕で出来る防御策を凝らすしかない。


('08.9.15)証券下位の資産状況最悪のリーマン押しつけを逃れて、しぶとくどさくさで証券大手3社の一角メリルを食うバンカメの根性には恐れ入った。「メリルの経営陣のうち3人と、富裕層向けサービスを手掛ける1万6000人以上がバンカメに移る。」事により、富裕層対策を強化。その調子だぜ米国資本主義と言いたいが、
ウオール街崩壊:リーマンは記録的破産、メリルは売却、AIGは資金探し(AP)」という見出しのYahoo!Financeにあるように、事態は簡単ではなさそうだ。

これまで米金融危機が深刻化したにもかかわらず、米株はまだ本格的な調整をしていない。根強い楽観論は今後は通用しなくなるだろう。」(三井住友銀行の宇野大介チーフストラテジスト)
 本格的な資産調整がこれから始まるのだろう。株価急落、債券市場の当面の上昇(質への逃避)、不動産市況の悪化、ドル低落、などなどかな。

 しっかりと目を見開いて、考えて手を打たなければならない。とりあえず今日はさっさと寝よう。


('08.9.14)中之島国際美術館にモディリアニ展を見に行く。ここは初めてだが、六本木ヒルズの某美術館の縮小コピーのような、奇妙な既視感。モディリアニそのものはまとめてみると全体にやはり暗い色調だなあと思い、昔遠目に見ていた人に、そして時折すれ違う人に会いに行ったら、やはり昔のことだったのだなあ、とという感じでした。すべては浅く深く過ぎていく他はない、のです。

 帰りに取り寄せていた雑誌を引き取って読む読む。

 ホームページビルダーがあまりに遅くフリーズしないかはらはらするので、サイトフォルダをUSBメモリに移した。当分これで行けるだろう。

 さて明日のマーケットはどうなリーマンねん?


('08.9.12)「リーマン買収、バンカメが中国ファンドと共同で検討 英紙報道」というのには笑ってしまった。そりゃバンカメからしたら投資銀行業務から撤退したのに、またぞろ米政府から押しつけられたら「やってられん!」というところだろう。で、腹いせに中国を巻き込むか。議会ももめるだろうが、背に腹は、となるかどうか。この週末は楽しめそうだ。(という風に考えないともたんぜよ。)


('08.9.10)久しぶりにちゃんと寝て疲れも取れてきたが、今日は結構忙しかった。電話やメールがいろんな関係でやってきて、返事を書き、香港の宿の調整や銀行との連絡など、何回メールのやりとりをしただろう。まあ、宿は便利なところの高級ホテルがリーズナブルな値段でとれたし、銀行は営業時間内である限りちゃんと対応するだろうし、特に問題はないと思う。

 オカンが帰ってきてはあれこれ言うし、無線と実験を買いに行ったら駅前の紀伊国屋では置いてないと言うし、あれこれあっても平穏な1日だろうね。


('08.9.9)疲れた。どうしてくれようw?


('08.9.8)言いたいことがはっきり言いきれないというのは、誠に腹ふくるる技で面白くないので、分かったふりはしない事にしている。だから社会的礼儀は当然わきまえて、TPOも考えて、そのうえで聞くべき事ははっきりと聞くし、分からないことは分からないから説明してくれと言う。当たり前のことだと思うし、それが当たり前でないならそんな関係は壊れてもかまわないし、所詮は育てる価値のない関係だ。連れで行くなら、いい加減腹割れよな。

 「つまらぬこだわりは身を縮めるだけだった」(長渕剛「シャボン玉」)

 香港行きの日程が決まった。ANAのマイルで行くのだが、燃料サーチャージなどで結構現金も取られる。ま、カードで払ってまたわずかなマイルになるんですが。オカンも今日はいろいろと喚いているが、何はともあれ、当分はこれを楽しみに頑張ろう。
 上環のオーディオショップに行き、銀行にも行き、半島飯店で午後の紅茶をして、蟹を食おう。中環駅のにつながるビルにはアルマーニの花屋、家具屋、本屋、化粧品店、カフェが入っている「アルマーニ in チャーターハウス」が出来たらしい。アルマーニ・バーではランチでHK$228~、夜はHK$400~のコースらしい。服はどうでも良いから、本屋と家具屋は視てみたいし、そのあたりのホテルに泊まるのも悪くない。九龍側は行かなくてもいいかも。新しいガイドブックも買わなきゃいかんなあ。


('08.9.7)マウスを換えると、操作しなくてもそのドライバやソフトによってPCのパフォーマンスはかなり変わる。今回iMacに新しいMicrosoft Notebook Laser Mouse 7000をつないだら、とても良い。で、Mac Fan を読んでいたら、ゲーマー用にMicrosoft Sidewinder Mouse が出ていて、有線USBで解像度・自重などが細かくチューニングできるらしい。
 大体がマウスはいい加減な近似値だなあ、と常日頃感じていたし、僕は手が小さいのでうまくはまるかどうか少し不安もあるが、さほど高価なものではないので送料・代引き手数料無料のサイトで注文した。まあ、有線でもあれだけいろいろあるので、もともと僕は無線ネットを信用していないし、Blue Toothであれあまり好きではないので、これでピシッと感触が決まると嬉しい。

 さてマーケットもおちついたし、当面動く要素はないので、来月の香港行きの調整を始める。沖縄の友人と一緒に行きたいので、日程が合えば嬉しい。


('08.9.2)おぼっちゃマン首相→投げ出し→おぼっちゃマン首相→投げ出しの構図。「僕悪くないもん。隣のクラスの新ちゃんや他の子たちがいじわるするから上手くいかないんだもん。」
 んで、三番目のおぼっちゃマン首相の登場か。要するに自分の頭で考えて判断・指揮し、説得・調整ときに勝負できる人材不足というべきか、それって日本人が一番苦手とすることじゃん。


('08.8.28)実際に使ってみるとVistaは悪くない。うちのやや非力なチャイニーズBTOノートでもスムースに動いているし、なにより描画が綺麗だ。ここは要らない機能を絞って...なんて、またオーディオみたいなことをやりかけている。(笑)まあ、久方ぶりに校正作業などやりもしましたが。

 グルジア情勢が気になるんだが、ロシアは本気だというのがどうにもやばい。アメリカなんかはMDについてあまりにも当たり前のことと無神経にやっているから、ロシア側の被害者意識みたいな危機感に気がつかない。どうもきな臭い。

※30~31日と愛知行きで更新を休みます。


('08.8.28)先日Vista32bitをインストールしたノート用に注文した ESET NOD32アンチウイルス V3.0T も届いたのでインストールした。以前のソースネクスト ウイルスセキュリティ・ゼロはいろいろと評価が別れるが、今回スキャンしたら全くノーウイルスだったので、ちゃんと仕事はしていたようだ。いずれにせよ軽いソフトに越したことはないと思います。


('08.8.23)あいやー、疲れました。もうコンピュータと格闘するのは今日でやんぴして、明日から音楽聞くであります。


('08.8.19)いくらオカン用に仕事を用意しておくと言っても、そうそう洗濯物が毎日沢山出るわけでもなく、玄関を掃くのも何十回としてもらうわけにもいかない。困るんだなあ、これが。5分に1回ごとに「何しよう?」と聞かれてもなあ。


('08.8.16)朝晩の風にほんの少し秋めいた匂いもするようになってきたからか、ようやくのことで暑さに身体が慣れてきた感じがする。昨日・今日あたりはとても音楽的に充実した日々だ。

 僕はオーディオのためにオーディオ機器やソフトをいじっているオーディオジャンキーではない。もちろんオーディオそのものは大好きだが、一番重要なのは音楽だ。そうい言って良いなら、ただの音楽好きだ。この違いは結構あるのだが、ま、でも、世間様からどちらに思われようが、僕には関係のないことだ。


('08.8.14)オカン帰る。概ね、よい子だった。今日は心斎橋に行って銀行で懸案を一つ片付け、「のだめ」最新刊を読みながらコーヒーを飲んだりした。最近の「のだめ」は退屈だが、ブルックナーの交響曲の途中のようなもので、あとでクライマックスが来たときに深さのレイヤーが違ってくるのだろう。三木楽器ではDAWソフトの価格を聞いたりして、用紙までもらってしまったが、さあどうしますか。

 Tommorow is another day.


('08.8.11)オカン来る。暑゛い。


('08.8.9)TVを全く見ないので北京オリンピックにも特に関心はなく、しかし南オセチア情勢は凄く気になるも、暑くて体調もいまいちだったので新聞も見ず、ひたすら録画したDVDの整理と、主に12~16世紀の音楽を聴いたり、ジャズのLPを鳴らしたりしてここ何日か過ごした。

 昨日の沖縄は那覇では雨が降って28度くらいだったらしい。やっぱどっかおかしいよね、この世界。


('08.8.6)近頃オカンと平和共存出来ているのを嬉しく思っている。さすがに2年近く立てば我が家のことも、おぼろげながらに学習できているようだし、こっちはもう揉めるところは分かっているので早めに手を打ってやり過ごす、という塩梅だ。

 くそ暑いけれど、こういう平和な日ならいつまでも続いて欲しい。


('08.8.4)オーディオ三昧の週末が終わって、今日からまたオカンが来たりて、あれこれぶつくさ言う。相変わらずの妄想話なので、ひたすらやり過ごし、洗濯物を用意しておいたので、さっさとそちらに専念してもらう。

 早く涼しくならないかねえ。フェルメールなど見に東京さ行くかなあ。


('08.7.30)オカンはとてもよい子で、夜も静かによく寝ている。あちこちまめに掃除したりしてくれるので、とても助かる。

 明日はオカンが帰るので、いろいろと片付けよう!オーディオをちゃんと聞くぞ~。


('08.7.28)お暑うございます。あまりの非人道的暑さにこの3日ほどばてておりまして、天神祭にも顔を出せず、昨日音楽など久しぶりに聞きました。

 いやまだ1月半ほど酷暑が続くので、うんざりです。当分はよい子にしていようっと言いながら、今日からオカンがお泊まりです。


('08.7.23)いや、暑いですねえ。東京、横浜から帰ってきて、結構ばたばたで更新が遅れました。ばててお昼寝の時間が続いてます。

 いまオカンが来とりまして、まあ総じてよい子で何よりです。それにしても暑い。大阪はもうすぐ天神祭です。


('08.7.18)今日は朝からオカンの病院で診察、新幹線チケットの購入、明日からのおみやげの手配、散髪などなど結構忙しい1日だった。結局予定していたコンサートは行けずじまいで残念。

※東京・横浜方面行きのため、19~21日(+α?)と更新を休みます。


('08.7.15)昨晩は中華粥が炊きあがるまでの間、友人が送ってくれた山椒のきいた塩昆布(旨い...)で新潟の酒をやりながら、ポリスの東京ライブを見た。
 凄いなあ。こんなにもテンションを保ちながら、これだけの時間ステージをやってられるなんて。スティングだけじゃなくてアンディ・サマーズもステュアート・コープランドも。フツーなら「There's a Hole in My Life.」なんてこんなにも真正面から歌えるはずがない。もっと屈折してしまうはずだ。でも彼らは屈折していても何でも正面突破にいく。いやあ、まいった。俺は何をしているんだろう?


('08.7.14)空調に頼りすぎるとやはり体調がおかしくなる。何か作業するのは午前中にして、お昼寝の後夕方からまた動き出す、と言うのがこのモンスーン的夏をやり過ごすには一番良いと思う。
 大体が皆信じないが日射しさえ避けられれば絶対に沖縄の夏の方がまだ過ごしやすいと思う。日陰に入れば一息付けるし、島なので常に風が吹き空気が動いているからだ。そしてまともなウチナーンチュは真っ昼間に戸外に出ようとしない。国際通りを歩いているのは観光客だけだ。

 対してうちは郊外で緑が多いのでまだマシだが、大阪は夜もアスファルトやコンクリートから熱気がたち上ってくる。ほとんど人間が住む所じゃなくなりつつあると思う。まあ、でも、どこにいようと人は生きていかなければならないのだけれど。


('08.7.13)オカンから見れば孫娘、僕から見れば姪っ子が先週帰ってきて、これで我が方の勢力は3となった。いや、数は力で心強い。おかげで、次の週末は東京・横浜方面にどっと遊びに行ける。

 僕はあと2年あまりで60歳になる。いずれにせよもうすぐ転機がくるわけで、さてどうしようかと、もちろん自分だけでは決められないのだけれど、いろいろ考えはじめている。航続距離はもう要らない。少しずつ燃料タンクを切り離す準備をしていこうと思う。そして、そのまま空に溶けて込めて行けたらどんなに良いだろう。
 サンテグジュペリは今頃どうしているのだろうね。


('08.7.10)今晩は四つ橋本町でワオン・レコードの小伏さんはじめチェンバリストや声楽家などオーディオ・音楽関係者が集まって、フレンチとオール白ワイン+泡での大宴会。少しハイカロリーながら料理も美味しく、ワインが絶妙に美味しかった。特にデザートに出たトロッケン・アウスレーゼなどその濃さと微妙な甘さが素晴らしい。世の中変に赤ワイン偏重になっているが、白だけでも十分コースは成り立つし、第一ごまかしがきかないからヒットしたときの凄さがよく分かる。いやーうまかった。


('08.7.9)ショートステイから帰ってきたオカンの頭の中ではいろいろ気にくわない出来事があった様で、帰る早々なんじゃらかんじゃらと文句を言い始める。その対策用に、洗濯物の取り込みだとか、洗い物、便所掃除などいろいろとお仕事メニューを用意してあるので、姉さんかぶり(若い人には分からんでしょね。)でどんどんやってもらう。90歳にしては元気でよくやる方だと思う。そうこうするうちにまあ何とか紛れてくるのを待つ、という作戦です。

僕はゴーヤが大好きで、オカンは嫌いではないが堅くて苦味が強いのは駄目。そこでいろいろ工夫して、卵の代わりに絹濃し豆腐をあえた「白和えゴーヤチャンプルー」。豆腐のおかげで豚肉もとても柔らかくなる。この夏、オカンの好物の一つになりつつある。


('08.7.8)オカンは今日明日とショートステイで施設にお泊まり。前回は夜うろうろとしたらしいが、今回は大丈夫だろうか。冷房に弱いからそれも心配だが、まあなんとかなるだろう。明日はどんな顔をして帰ってくるだろうか。
 ま、ケーキでも買っておこうかね。


('08.7.7)棚ぼた、もとい七夕の今日にはオカンがお泊まりに来た。最近は静かに潜行しているので、同じ事を何十回もきかれるのにさえ耐えればまあ何とかいけている。

 星々が巡る音律が聞こえるような、水底深く巡る魚たちの律動が伝わるような、そんな静かな夜は無いものだろうか。


('08.7.5)■コメントを書かなくてもちゃんと見てますよ、というお話。

 「HPをブログに移行したら?」とよく言われるけれども、僕はコメントの入らない形が好きです。友人関係は毎日ちゃんと見てますが、コメントは必ずしも入れなくて良い、と思ってます。
 僕は「ず~っと考え続ける人」なので、いろいろな日の記事を読ませてもらって、僕の中ではいろんなことがエコーのように響き合いながら、ゆっくりと像=イメージを結んでいきます。それが多分一番大事な事なのです。そこでメールを書く、と言うのが僕の感覚には合っているようです。日々是好日ならばなんの言うこともないですからね。

 どこの誰の言葉かは忘れましたが、僕は次のような考え方の信奉者です。
 「もっとも大切な事は、もっとも静かな声で低く語られる。」
 そしてローマの古いことわざ。
 「静かに行く者は、遠くまで行く。」

■ある掲示板で「あなたはトータルの人で、評価パラメーターが多すぎる。」と評価された。ご指摘の通り僕は全体像を考えるのが好きで、いつも個々の問題と全体の中での納まりを同時に考える癖がある。
 
 経済にせよ、オーディオ再生にせよ、それ自体のパラメーターが多すぎるので、全体を再構成・関数化することなどとても出来ない話で、結局は仮説がいっぱいあって、どれか特定しがたくなる。だから結論は早々に出さずずっと問題を抱きかかえて、調べつつ勉強しつつ「ず~っと考え続ける」と言う事になるわけで、その際に立場をどんどんシフトさせて補助線を引いてみて、可能性を考える。そのうちに、状況証拠みたいなものしかないけれど、多分この辺ではないか、と言うのが少しずつ見えてくる。

 例えば昨日のコンサートでハープの音を間近で聞き、方向によってかなり音が違うこと、ロビーでの小コンサートの時は床が絨毯で、本番はもちろん木のステージなので高域中心にかなり音色はピキッとなることもよく分かった。
 もちろん音楽も聴いているが、こんな事も参考になるし、引き出しに入れておけば良いのだと思う。


 結局はその積み重ねではないかと思いますが、果てしのない旅です。


('08.7.4)昨日はいずみホールで「いずみシンフォニエッタ」のコンサート。オール現代曲という構成で、でも慣れると結構愉しいし、当たると凄え~!っと言う事になる。
もっと小さなホールで聞けたら密度が濃くて面白いかも、と考える辺りまさにオーディオマニアで、開演前にロビーで行われるミニコンサートも間近で楽器を聴けるので、もの凄く勉強になる。

 今日は出来れば夕方出かけたかったが、HP作成のお約束の作業が押したりて、なんだかんだで出られず。この週末はお籠もりさんかな。


('08.7.1)感情を爆発させるだけなら、ことは簡単だ。子供にだってできる。その間は腫れ物にさわるように周りも扱ってくれる。

 だが大人の場合は、考えながら怒らなければならない。怒るのは半分以上は何かを伝えるためだ。そして、問題はその後をどうするかだ。


「私は裸で母の胎を出た。いま裸でかしこに還らう。」(「ヨブ記」旧約聖書)


帰去来の辞 (陶淵明)
                       
歸去來兮(かへりなん いざ)  
田園 將(まさ)に蕪(あ)れなんとす  胡(なん)ぞ 歸らざる
既に自ら  心を以て 形の役(えき)と爲し  
奚(なん)ぞ 惆悵して  獨り悲しむ
已往の 諫めざるを  悟り  
來者の 追ふ可きを  知る
實に 途(みち)に迷ふこと  其れ 未だ遠からずして
覺る 今は是(ぜ)にして 昨は非なるを
舟は 遙遙として  以て 輕し,風は 飄飄として 衣を吹く
問ふに 征夫の 前路を以ってし  恨む 晨光の熹微なるを
乃(すなは)ち 衡宇を 瞻(あふぎ)み  
載(すなは)ち 欣び  
載(すなは)ち 奔(はし)る
僮僕 歡び迎へ  稚子 門に候(ま)つ
三逕は 荒に就(つ)くも  松菊は  猶ほも 存す
幼を攜へ 室に入れば  酒 有りて  樽に盈(み)つ
壺觴を引きて 以て 自ら酌し  庭柯を眄(なが)めて 以て 顏を怡(よろこば)す
南窗に倚りて  以て 傲を寄せ  
膝を容るるの安んじ易きを 審らかにす
園は 日ゞに渉って 以て 趣を成し  
門は 設くと雖も  常に關(とざ)す
扶老(つゑ)を 策(つゑつ)き 以て 流憩し  
時に 首を矯げて 游觀す
雲 無心にして  以て 岫(しう)を出で  
鳥 飛ぶに倦(う)みて  還(かへ)るを知る
景 翳翳として 以て 將(まさ)に入らんとし  
孤松を撫でて 盤桓とす


日本郵政では今までのトップダウンではなく、現場の声を聞いて郵便局改革を進めるのだそうだ。

 さて、ここでたとえ話をひとつしよう。現場に出ているスタッフにトップが言ったとしよう。「馬鹿なことも正しくない事もみんな放っておけ。」と。スムースな運営にはそれが必要なのだ、と。
 だが彼に真実が分かっているわけではないのだ。トップがそう言い切れるのは所詮現場で直面して求められているもの=すなわち現場における知識やスキルを持っていないからだということ、そして所詮は現場にも出ずに「全ての者に公平でなくてはならぬ。」などと単に「立場」でものを言えるとだけだということを。
 不都合な真実に直面するには度量と勇気が要る。残念ながら全ての者にそれを求めることは出来ない相談だ。これが苦い現実というものだ。


('08.6.25)明日から沖縄行きなんで、今日は一日家にいて、なんちゃらかんちゃらお片付け。明日、オカンを送り出したら、ぼちぼちと関空行きのバスなど乗って昼飯は空港で食べ、夕方には那覇に着く。いつものパブに行ってとりあえずビールを飲み、深~いため息でもつこうかねー。
 今回は正直息抜きに行くのだけれど、久しぶりにみんなと会えるのがやっぱり一番の楽しみだ。

※29日まで(気が向かなければもっと....)更新を休みます。


('08.6.23)いろいろあって、この何日かは計数整理に明け暮れた。いや、さぼっていると大変だが、まとめてやると見えてくることも多い。ネットバンキングに入れなくて電話確認したら、WindowsではFirefoxはサポートしておらず、IEとネスケだという。もうサポートも終わって数年経つネスケからFirefoxへの移行も出来ていないなんて、いろんなところからほころびが見える。こういうところはさっさと脚抜けした方が良い。

 国債のマーケットがおかしくなってきたみたいだ。日銀は金縛りで政治はドメスティック大馬鹿。皆アメリカの双子の赤字は論評するくせに、足元の大赤には眼をつぶるのが、日本人らしい。鶴亀鶴亀。じゃなくて茹で蛙か。デモの一つくらいどこかやらんのかねこの国は。


('08.6.20)今日は朝から音楽を聴き、昼から出かける久しぶりに充実したパワフルな1日。心斎橋ではシティバンク、アセンス(本屋さん)など行く。シティバンクの担当者とはだんだんとかみ合ってきて良い感じだ。こういうのは人次第だが、まあ、何とかなるだろう。

 雨は降ったりやんだりだが、まだ梅雨の合間という訳か。


('08.6.19)結構平穏に今週は過ぎ、オカンは機嫌良く帰っていった。平穏なときのオカンはなかなか悪くないのだが、まあ人間だからね、そればかりというわけにも行かないのだろう。

 対してこちらはコンピュータに振り回された1日。


('08.6.17)昨日の朝は何回も電話しても「今日は休む。」とオカンの反応がはかばかしくなかったが、施設のスタッフが行ったからかお泊まりのショートステイに行ってくれた。でも、あれがない、これがないと言い続けで、夜もうろうろし、当直のドクターの判断で安定剤を投与して良眠したらしい。まあ、前途はいろいろありそーです。


('08.6.15)この週末は時間が取れたので、オーディオ関係の懸案をいろいろと実験した。読むものもたくさんあって忙しかったが、世評はともかく、やはりやってみなければ分からないものだとつくづく思った。


('08.6.13)昨日は1日出かけて懸案事項を片付ける。主に心斎橋でシティバンク、東急ハンズ、アセンスなどをはしごする。ゆっくりと夕食でもしたかったが、疲れているのが分かったので、無理せずに早めに引き上げる。

 昨日は銀行に行くのでややフォーマルなアロハにしたが、もっと暑くなったらいかにもなのを着て、アメ村あたりで無為な午後を過ごそう。団扇片手に本でももってアイスミーコ(ミルクコーヒー)などちびびとおかわりしながら。
 ディキンソンやガルシア・ロルカの詩集などいいかも。

 月末には沖縄行くぞ~!


('08.6.11)言語道断な秋葉の事件は、その頃に「今頃ロック喫茶はどうなってるだろう?」と考えたり、ヤマモッさんとチャットしたりしてたので、身近な切迫感があった。そして一番印象に残った言葉。
 「亡くなった方々は本当にお気の毒だけど、そんなすぐ近くで能天気にレコードを聴いていたと思うと、何ともいたたまれない気分だ。人生は一寸先は闇というが、明日のことは誰にもわからない。生きている者は精一杯自分のやるべきことをやる。それが努めだと思う。」(ノイさんのDiary '08.6.9より)
 同感です。


('08.6.10)このところ左耳でごろごろと低い音が聞こえて違和感があるので、今日は耳鼻科に行った。要は綿棒で掃除していたため、押された耳垢が鼓膜に張り付いていた(!)そうで、その掃除をしてもらった次第。これからはベビー綿棒を使わねば。

 そのあとオカンの件でドクターに相談しに行った。実は一昨日から薬は飲んでおらず、昨日から今日の感じでは妄想はあるが全体に落ち着いており、デイサービスでも特に問題はなかったようだ。まあ、冗談を言うと笑うようになったので、明敏さが戻ってきたようで、落ち着いているならこの方が良い面も多い。
 結局、神経関係の薬の服用ははじめてで今回副作用もあったと言う事もあり、安定剤を少量いただいて、興奮気味や夜間徘徊があるときなどに適宜頓服として飲ませる、というところに落ち着いた。さて今度はいかが相成りますか?


('08.6.8)弟から連絡があり、どうも今飲んでいるオカンの薬は副作用がきついようだ。とりあえず服用を中断してドクターに相談に行くことにしよう。


('08.6.6)今日はお出かけしようと思って朝起きたら、腰が痛くて左手が少ししびれている。昨日張り切って買い物を2回も行ったりしたからかな。ゆっくりストレッチするもはかばかしくなく、急ぐ用事でもないので在宅に切り替え。
 梅雨入りしても雨はふったりやんだりで、湿気だけがのさばっている。まあ喉は楽になるからいっか。


('08.6.5)ケアマネージャーから電話があって、オカンがデイサービスの時にうつらうつらしていることが増えてきたので、心配したらしい。夜はちゃんと寝ているので、多分薬の関係かと思う。薬でコントロールするのも、そりゃどうかなーとは思うけれど、じゃあどうすれば良いのだろうね。僕は昨日なんか久しぶりにオカンと静かな時間を持てたと思っているのだけれど。
 ともかく2週間様子を見て、ドクターと話をしよう。いずれにせよつらい判断をしていかなければならないのだろうから、後はできるだけ良い時間を持てるように努力するだけだ。


('08.6.3)いろいろとオカンや僕のことを気遣ってくださる方々がおられて誠に有り難い限りです。<(_ _)>
 さて昨日から薬を飲み始めたオカンは普段のカンカンと言う感じより少し静かかなあ、と思うものの元気に家事もやってくれるし、妄想が消えたわけではないにしても、安定した感じです。まあこれなら何とかなんとかなると思います。


('08.6.2)新しい薬は弟が今朝からオカンに飲ませており、そのせいか朝電話したときは反応が鈍かったが、なんとか着替えてデイサービスに行ってくれて一安心。
 デイサービスも無事終わり、帰ってきてからも特に何も言わないので、薬の効果か、何か波があるのか分からないが、こちらとしてはこの方がずっと楽だ。まあ2週間様子を見て再度ドクターと相談することになっているので、当分は保護観察期間中だ。いや、ずっとか。(笑)まあ、それもねえ。

 最近の人間は長生きになりすぎて耐用年数をオーバーしているのだろうか。それとも昔の社会では少数なら認知症老人も抱えていける社会的な家族システムみたいな物があったのだろうか。ま、考えても仕方がないなあ。


('08.6.1)音楽と読書三昧の週末。明日からはオカンがお泊まりに来る。さて、どうなるでしょう?

 一昨日のコンサートは「ラ・プティットバンド」。売り物はジギスヴァルト・クイケンが弾く肩掛けチェロ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)だったが、いずみホールという大きな箱のせいか前から3列目ど真ん中の席でもあまり響かず、「ふ~ん」という感じ。前半があまり盛り上がらなかったが、その責任の何分の一かは第一ヴァイオリンのサラ・クイケンにあると思う。うまい人だがいささか無造作に弾きすぎる。メリハリというか「表現への強い意欲」の様な物があまり感じられない。いくら指揮は親爺さんだとはいっても第一には第一の役割というか雰囲気作りがあるだろう。第二の赤津眞言さんがその辺をカバーしようという気遣いは客席からでも感じられた。

 後半は「四季」。これは素晴らしかった。独奏はアンネリース・デコックで第一が赤津さん。全体のテンションが上がって、独奏のトゥッティとの対比・緩急も自在で、実に緊密な室内楽的なヴィヴァルディ。別の曲を聴くような感さえあり、これだけでこの日の全てはチャラになっておつりが来るくらい凄かった。
 各地での演奏日によってソリストを変えているらしく大阪の人は幸運だったわけだ。だって、帰りにSACDを買ったが、各季節ごとにソリストを変えていて、とてもあの日のような緊密さは無かったのだから。音楽というのは難しく面白い。


('08.5.30)今日はオカンを病院に連れて行った。ドクターとも相談したが、「薬を出しましょう。」という事になり、効能や副作用もいろいろあるので軽いもの、ということでロナセン4mgを朝1錠投与ということになった。できるだけ在宅で、しかしデイサービスなど利用しながらいきたいので、いい方向に行ってくれれば良いが、だんだんと綱渡りになってきた。

 疲れた。昨夜のコンサートの話は明日に順延。

 とりあえずだが区切りが付いて、気分を変えようと紀伊国屋でハードSFを買ってコーヒーを飲みながら読んでいたら、杜甫の美しい詩に出会った。我が心にも雨ぞ降れよかし。

春夜喜雨(「春夜に雨を喜ぶ」杜甫)

好雨知時節   好(よ)き雨は時節を知り
当春乃発生   春に当たりて乃(すなわ)ち発生す
随風潜入夜   風に随いて潜(ひそ)かに夜に入り
潤物細無声   物を潤して細やかにして声無し  (黒川洋一編「杜甫詩選」に基づく)


('08.5.29)ここ何日かオカンは施設で突然怒りだして、いろいろ物議をかもし始めている。被害妄想が突然出るようだが、相手をする当事者にはさぞ迷惑な事だろう。どうにかなるか期待は出来ないが、まあ、とりあえず明日はドクターの所に連れて行こう。

 夜はバロックのコンサート。この後半の「四季」は素晴らしかったが、この話は明日にでも。


('08.5.26)昨日からオカンがお泊まりに来ているが、デイサービスで帰ってきた後またぶつぶつと文句を言い続けている。内容が具体的すぎるだけに話をそらすのも限度があるし、オカンの妄想にだんだん対処しがたくなってきた。話をそらすと「どうしたら良いの?」と聞いてくるし、話をするとこれも怒って、これから文句を言いに行くとか、帰るとか、言い出すし、どうすれば良いのか、よく分からん。うまく話をそらすべく努力し続けるしかないのだろう。こっちもさっさと出かけるとかタイミングをずらさなければ行けない。やれやれ。

 このiMacのWindowsも外部HDDがらみで起動しなくなって、ようやくリカバリしたし(無駄に疲れた)、あちこち八方ふさがりの気分だ。

 何とか気分を変えよう。

 気分を変えるためにしたこと。
 ●オカンと間を置きながら話をする。
 ■インテリア雑誌を読む。隔月刊の「I'm Home」が今のお気に入り。シンプルでテーマのある構成が良い。
 ◆ワインを飲む。


 iMacのWindows側はHDDが一時的とは言え接続されたため不安定になっている。起動時にいちいち16GBのUSBメモリをヴェリファイされては時間がかかって堪らないので、まずMacを立ち上げてそれから起動ディスクを変更してWindowsにしなければいけないようだ。ああ、面倒臭い!


('08.5.24)弟から電話があって、オカンの興奮状態がひどいので、日曜つまり明日から預かって欲しいとのこと。孫=姪っ子がアメリカ人の友人を連れて帰ってきて、前にも会った人なのにオカンは事態に対応できずに感情に走っているらしい。木曜のことと言い、どうも全体に悪くなっているような気がする。困ったもんだ。


('08.5.22)オカンが妄想を爆発させてデイサービスの施設で一悶着あったみたいだ。帰ってきてもぶりぶりしている。こっちに当たってくるが調子を合わせてばかりはいられないので、正面から返すものは返して、受け流すものは流した。
 結局、本人も気分を変えたかったのだろう、「外へご飯を食べに行こう。」という話になり、お好み焼きとビールに相成った。明日はちゃんとデイサービスに行ってくれるかどうか、まあお天気が良いことを祈るしかない。これからお天気任せの日が増えてくるのだろう。


('08.5.21)AERA('08.5.26)の「時代の肖像」に山口智子。以前見て唸った「山口智子 ゴッホへの旅」が彼女の転機だったらしい。そりゃみんな自分の言葉で語りたいし、納得のいく仕事をしたいよね。でも、まっすぐにいくところが彼女の持ち味なんだろう。Here's looking at you.


('08.5.19)思いついてiMacのWindowsの仮想メモリを16GBのUSBメモリに移す設定をしてみたが、OSが受けつけないみたいで、シリコンディスクへの道はまだまだのようだ。

 オカンは低位安定か。ww


('08.5.18)今日はかなりの時間PCに向かって作業した。やると決めたらまとめてやらないと、明日にはオカンが来るので集中できないからだ。

 昨日姪っ子が海外留学から一時帰国したこともあり、オカンは今日は久しぶりに妄想出まくりだった。電話が良く鳴ったこと。ふう。


('08.5.17)朝起きたときに楽しみというかご褒美があると、前夜もよく眠れるものだ。

 昨日帰宅するとお茶の水のヤマモッさんからマーマレードが届いていた。それを我慢して今朝紅茶とパンと一緒に食べたのだが、いやあこれは凄い!実に濃厚な果実の味。これがマーマレードなら、いままでの市販品はただのオレンジ果汁入り、皮入りゼリーではないか。
 そして僕的に何よりも感動したのは、甘みの後にもずうっと残る奥行きがあって深~い苦味だ。少しずつ口に含むと長く味わえるので、この苦味は病みつきになる。甘味があるから苦味も引き立ち、苦味のおかげでもう過ぎって行った甘さの大切さも分かる。

 ロシア風というのか、紅茶に入れてもウオッカやブランデーをいれても美味しいだろうが、これは少しずつ有り難く味わうのが一番良いと思う。

 さて今日の午後もコンサートがあって友人が歌うのだが、オカンの関係で行かなければならないところがあり残念ながら行けそうにない。残念だがまたの機会に。音楽もマーマレードもほとんど祝福だと思う。感謝。


('08.5.16)夜は西宮で、オランダ帰りの若手のリコーダー奏者の方が招いてくださったコンサート。チェンバロとアーチリュート(低音も出せる大型のリュート)の通奏低音でイタリア後期バロックの名作揃い。ステージの音が響きにくいホールで少しもどかしかったが、実に滑らかで良く伸びた響きで隅々までくまなくうたうリコーダーで、そんな事を吹き飛ばしてしまう素晴らしい演奏。終了後少し話をしたが、汗びっしょりになっていて力演が如実に伝わる気迫のこもったいい立ち姿だった。頑張っているアーティスト達に拍手!


('08.5.14)福島で買ってきた野菜や山菜を食べていると「地味」というかワインで言う「テロワール」をとても感じる。山菜は苦味と香りが素敵で、「コゴミ」など菜の花の代わりに十分パスタにも使える。食材の豊かな地に住めることは幸せなことだと思う。

 オカンは人前ではそうとは言わないが、寝酒が好きだ。寝る前にビールかお酒を少しのつまみと一緒にきこしめす。最近は唄をうたう事も多い。いろいろと思うこともあるのだろう。
 姪っ子が来週日本に帰ってくるので、90歳の誕生祝いと母の日の分などみんなまとめて盛大にやってやろうと思う。


('08.5.12)昨晩遅く福島から帰宅。ちょっと疲れたけど、いやあ愉しかった。

 今日は少し音楽を聴いて見た。そして夕方オカン来る。あっという間に日常にワープしたような。

 夕食は福島から直送の「うるい」と豆腐の味噌汁。西京味噌と白醤油の仕立て。(あ、僕は関西人なので、殆ど白味噌しか使いません。)そして「コゴミ」をさっと茹でてニンニクと鷹の爪とオリーブオイルで炒める。最後にマイタケをどっといれた香り豊かなマイタケご飯。太刀魚とつばすの刺身。
 滅多にない事にオカンがご飯をおかわりした。よしよし。


('08.5.8)オカン帰る。いろいろあるが、概ね落ち着いているし、夜もまあ寝てくれている。とりあえず善哉。

 僕はあすから福島に遊びに行く。ブリティッシュヒルズというイギリスそのものを移した施設の中で泊まり、翌日からは友人達とあってオーディ&音楽三昧。わくわく。

※9~11日は福島行きなので、更新を休みます。


('08.5.5)オカン来る。今日から3日お泊まり。僕は風邪ひきました。う゛う゛。


('08.5.3)ばたばたしたがオカンはようやく復調した。良かった。


('08.5.1)今日でオカンの滞在4日目。デイサービスの時に気分が悪くなって施設のドクターに診てもらうと便秘らしい。まあ、きょうはお粥さんでも作りませうか。


('08.4.28)土曜日は音と戯れる会例会で、いろいろ論議はあっても方向性はあまりぶれずにキープできていると思う。結局は自分の環境で聞くほかはなく、僕はもう判断と選択はしたので、あとは皆が判断しやすい環境を作れるよう協力していくしかない。

 日曜日にはかねてからお約束の方の所を訪問する。音楽のエッセンスがちゃんと伝わる、欲張らない優しい音。お人柄が良く出ている。とどまれることは多分良いことなのかも知れない。

 東京ではレコードショップの他に、荷物になってもあちこちの本屋さんをのぞく。今回塩野七海「ルネッサンスとは何であったのか」(新潮文庫)に出会ったのはとても幸運だった。新幹線も含めて帰途ずっと読み続けた。今日になって読了したが、とても新鮮な発見と幸福感を感じた時間だった。


('08.4.25)オカンは昨日デイサービスの後に、弟の家に戻った。週4日のデイサービスのおかげか、薬のおかげか、比較的落ち着いてはいるようだが、こればっかりはよう分かりません。
 まあ、寝込みもせずに、家事をしてくれるくらい毎日元気でいてくれることが何よりです。それにしても90歳の誕生祝いもせなあかんねえ。

※26~27日と東京行きのため更新を休みます。


('08.4.21)朝のオカンお迎え大作戦は、総員協力の下みごとに成功す。ニイタカヤマノボッタ。やれやれ。

 オカンの脳内活性化の薬を病院でもらって、銀行・郵便局に寄り、買い物をして帰る。


('08.4.20)ちょっとした休日気分であれやこれや、それやどれや。アマゾンでおもしろそうな手こねパスタの本を注文しておいたのが、今日届いた。読むと強力粉100%と塩と水を手でこねる、とある。うむデュラムセモリナ粉100%はすんごく捏ねるのがしんどいと聞いていたので、これなら根性なしの僕でもニョッキ作るのをもうちょい頑張るくらいでいけるかもしれん。まあ、なかなかせんとは思いますが。(笑)

 明日からまたオカンがお泊まりに来る。朝は僕が「早う着替えや~。」と電話して、施設のスタッフだけで迎えに行く作戦だが、果たしてオカンは行ってくれるでありましょうか?請うご期待。


('08.4.18)【パスタ論議】
 ヤマモッさんはパスタは手打ちが良いと言い、僕はもちろん手打ちが美味しい物もあるが、ストレートあるいはロングパスタではやはり乾麺、それも昔ながらの太陽と小麦粉で創ったのがいちばんうまかった、と言う。

 ある人に勧められて読んだ大矢復「パスタの迷宮」(洋泉社2002)にはこうある。
 『日本では、人件費が高いせいか、工業製品の乾燥パスタよりも手打ちパスタの方がありがたい感じがするが、両者にそのような上下関係を感じてしまうのは誤解だ。両者はまったく別物だし、在る意味では、乾燥パスタには手打ちパスタにない味わいがある。
 それは「アル・デンテ」 al dente という言葉で日本でも広く知られるようになった食感である。アル・デンテというのは、「歯ごたえのある」という程度の意味だが、このアル・デンテはもちろん、いったんパスタを乾燥させてあるからこそのものだ。生の小麦地を茹でただけでは、たとえばうどんのような腰の強さはあるかも知れないが、乾燥パスタ特有のさわやかな食感は生まれようもない。』(p.55~56)


 もちろんオレキエッテやファルファッレのようなショートパスタや、ロングでもタリアテッレのような平べったい麺は手打ちが小麦粉の香りもするし美味しいと僕も思う。でもソースと絡める系のストレートパスタはやはり乾麺が好きだ。

 いろいろ教えてくれた、そして食べさせてくれたイタリアンのシェフ達もそういう伝統的な考えを教えてくれつつも、最後にはこういうことを必ず言うので、もちろん絶対とは言えないと思う。「まあ地方にもよるしね。結局マンマが家でどんなパスタを作っていたかと言うことと、最後は好みの問題だけれどね。」
 
 オーディオで言えばジェフ・ロウランドのようにオペアンプを使うメーカーもあれば、ディスクリートが絶対に良いというメーカーもあるような物だと思うけどね。


 Photo by 石川コウ ネパールの奥地ムスタンで撮影、2002年


('08.4.16)Windows版のSafariがリリースされたが、まだWindowsネイティブのスタイルシートへの対応が不十分なようで、いろんなパターンを消化できずこなれていない。第一、見ていて疲れる。

 財布を忘れてきたオカンはぶつくさ言うが、そういうときにはあれこれ用事を頼んでごまかす。今日はエンドウご飯にするので、オカンにマメを剥いてもらったり、洗濯物を取り込んでもらったり、まあ用事がある方がご機嫌がよいので、あれこれ考えておかなくてはならない。


('08.4.14)昨日は花見に行けなかった。残念。

 今日からまたオカンがお泊まり。早く寝かせて僕も早く寝よう。眠らなければ優しく在ることも出来ないからね。


Arts by 李庚 Li Geng 「マーラー大地之歌」連作

Arts by Deborah Law 1999


('08.4.10)日常用のiMacをLeopardにアップグレードしてから、Mac側を使う時間が格段に増えてきた。画面を見ても疲れが少ないし、Firewire800接続のHDD上のTime Machineは特に負担を感じることなくバックアップを取ってくれるし、この傾向は続くと思う。
 これで良いことが一つあって、Homepage Builder はWindows側にあるので、HP更新を「次、Windows立ち上げたときにしよ!」とさぼれる事だ。いや気楽でよろしい。


オーディオ仲間の一人が永年勤めた会社を退職された。とりあえずは主夫で、もう勤めるつもりはないそうだ。多分今は開放感に浸っておられるのだろう。すまじきものは宮仕えだ。僕にも向かないショーバイだと思う。
 
 僕がリタイアしたのはこのHPをはじめた年の春で、一応辞める理由はちゃんとあったのだが、会う人ごとにいろいろ聞かれるので本当に閉口した。親しい友人とは飲みながらでも心境を吐露できるが、知り合い程度の人とそんなことは出来ないしね。で、しまいには結構受け答えがテキトーになってしまった。これからアーリーリタイアメントを目指す人の参考になれば、とQ & A。

中途退職者のための想定問答集
 1.何で辞めたの? 「まー、人生いろいろと思うところありまして.....。」
 2.毎日何をしてるの? 「とりあえずゆっくりとさせてもらってます。まあ、元気にやっとりますんで.....。」
 3.これから何をするの? 
「いろいろと考え中です.....。」


('08.4.9)夜、ヤマモッさんとスカイプしているときにオカンが何度ものぞきに来た。「お風呂に入って寝る。」と言うだけのことなのだが、オカンにとってはここが何処かもあやふやなので、いつも僕とやりとりしながら、お風呂に入って、ビールをもらって飲んで、自分の寝る部屋がどこかも確認しながら眠りにつくらしく、そういう意味ではちゃんと相手しなかったので段取りも寝付きも悪かったらしい。

 まあ、子供を寝かしつけるようなものかも知れないし、もっと始末に負えないものかも知れない。いずれにせよ日々これ好日と言うべきなのだろう。


('08.4.7)朝弟から電話があり、もう出勤しなければならないが今日デイサービスに持って行くオカンの鞄がない、とのこと。遅刻させるわけにも行かないので、眠い目をこすって出かけると、仏壇の下に押し込まれていた。やれやれ。

 まあ、日々こんなドタバタの繰り返しだが、元気なのがなにより救いなのだろう。


('08.4.5)この2日ほどは睡眠(をとる儚い努力)とオーディオ、音楽三昧。
 僕は流し聞きはあまりしないので、毎日少しずついろいろ聞いていくのが一番良いようだ。でも体調が悪い日は聞かないし、そういう日はパワーがあればオーディオ工作と読書。計数整理のほうもボチボチ。

 今日は花見しながらゆっくり散策もしようか。


('08.4.3)いつもの「還ってきたよ~!」の電話がなかったので、今日こちらからかけて見たが、オカンのはじめてのショートステイお泊まりは無事終わったようだ。まあ、一安心。こちらも今週は時間がたくさんできて余裕の気分でありがたい。

 昨日は面会の後、日本橋に買い出しに行ってメールを戴いた喫茶店にお伺いした。いや、オーディオやってる人とは話が早い。その後あれやこれや買い込んで帰還す。


('08.4.1)オカンはまだ咳が少し残っているが元気になっている。明日からショートステイで初めての施設へのお泊まり。1泊だけだが、着るものに名前を書いたり一緒にいろいろと準備をする。遠足前の子供の世話みたいなものだ。まあ特に楽しみにしているわけでもなさそうだが。

 夕方にはお菓子でも隠し持って面会に行こうかと思う。まあ大丈夫だろうが一応初めてだからね。


('08.3.31)本棚・レコード棚の前にロールスクリーンを付けてもらった。音響的な面と、全体に視覚面でスッキリさせたいということが主な目的だ。勿論もっと下までおろせるけれども、音的にはこれくらいかなあ、という感じだ。

 全部おろしてしまえば、非常にシンプルな空間に近づく。とても落ち着く。


('08.3.30)今日も今日とて中途半端な爆睡で、あれもこれも進展はちょっとずつ。明日は工事でオカンも来るし、「ええい、行てまえ。」という感じ。(関西人以外はわからんかも?)

 花は散り その色となく ながむれば むなしき空に はるさめぞ降る (式子内親王「新古今和歌集」)


('08.3.29)いまオカンは弟の所にいるが、電話で話した感じでも風邪の具合は随分と良くなってきた感じだ。実はこの27日の木曜日でオカンはめでたく90歳になった。まことに目出度い。認知症とは言え、よくも寝込まずに日々立ち働いてくれる事に、ありがたいと思う。
 とはいえ風邪が治ってから、本格的に祝いをすることにした。和食懐石フルコースだなあ。

 こちらは昨日一昨日と時間はあったが音楽を聞くパワーもなく、2日ほどぶったおれ系爆睡で今日ようやく社会復帰したところ。いろいろしたい事があるが、雑用で時間切れ。

 月曜日にはオカンお部屋の補修とリビングの本棚&レコード棚まえにロールスクリーンを取り付ける工事。明日は、その準備をしておこうか。


('08.3.26)オカンの咳は少し軽くなってきたようだ。

 夕方お茶の水のヤマモッさんとスカイプしていると、キッチンで「晩ご飯はどないするねん?」とか「早う話止めたらいいのに、片付けへん。」とかぶちぶち言っている。少し元気が出てきたらしい。久しぶりだし僕も話したいことが沢山あったのだが、オカンもお腹がすいたみたいで放っておく訳にもいかず、途中で切り上げて夕食にした。

 といっても油断は出来ないので、今日もお風呂を止めて、早く寝かせるようにした。今夜は少し冷えるので、介護仲間のAVの支障のアドバイスに従って、廊下やリビングにも暖房を入れておこう。明日は病院に薬をもらいに行く。


('08.3.25)オカンは相変わらず咳をして、風邪が治らない。大体、夜中・早朝に20回くらい起きてトイレに行くし、薄着のままで盛大に咳をしながら家の中をうろうろする。これでは治るはずがない。

 といっても、24時間そばについているわけにも行かないし、夜中に目を覚ますとこちらも眠れず睡眠不足が続くので、どうしようもない。薬を飲ませ、早く暖かくなるのを祈る他はないのだろう。


('08.3.24)オカンからもらった風邪はようやく納まり、昨日ぐらいから音楽を少し聴き始めた。
 といいながら今日からまたオカンがお泊まりでまだ咳をしているので、どうなる事やら。

 この間メールチェックと今しなければならない事の他は、一切パソコンにもさわらず、それはなかなかに心地よい休暇のようなものでもあった。
 まあ、現(うつつ)にいろんなことを考えたので、順次実行に移そうと思う。キーワードは「もっとわがままになろう。」だ。


('08.3.21)夕べうるさく言って早く寝かせたので少しマシになった感じはするが、オカンの咳が止まらない。夜中や明け方にパジャマ1枚でうろうろしているので、無理もない。おかげでこちらも睡眠不足だ。
 本人は気楽なことを言っているが、今日は医者に連れて行く。やれやれ。

 疲れているので、更新を少し休みます。


('08.3.20)この前からいろいろあったので思うのだが、適切な質問というのは、質問した時点で概ね答えは見えているものだ。質問者の頭の中さえ具体的に整理できていれば、それは自ずと形になる。

 それはともかく、オカンの咳がひどくなってきた。ちゃんと寝なさい、と言ってもすぐうろうろして一杯飲まないと寝られないとか、ごそごそしている。結局は怒鳴るようにしないと、寝かしつけられない。困ったもんだ。明日は医者に連れて行こう。年寄りの肺炎などは致命的だから、早くなおした方が良い。


('08.3.19)春の嵐で、風が凄い。デイサービスから帰ってきたオカンは、おみやげに桜を塗り絵した4月のカレンダーをくれたのでなんだか嬉しかった。でも鼻をぐずぐずいわせていたので、薬を飲ませてさっさと寝かせる。まあ、子供みたいなもんだ。

 マーケットはアメリカの市場の影響で反発したが、政治家どもは分かっていないので高をくくってゆっくり構えていると思う。日本の国際的信用は失墜したのにね。内向きなお気楽ニッポン。


('08.3.18)今日の前半はiMacでのMac側ブラウザ環境の再構築。FEP=Atokの問題が片付いたので、Macでネットを本格的にブラウズしようというのが目的で、特にこれまで経済関係はWinで見ていたのをMacでもちゃんと見られるようにしよう、というもの。画面の美しさだけでなく、小さい文字でも分かりやすいので、多くの情報を一度に表示できるからだ。先週からこっちiMacの前で座る時間が長いので、余計にそうしたくなった。

 とはいえ多数ある金融機関やサイトをいちいちブックマークで見ていくわけにはいかないので、タブブラウザを使う事にして、経済関係はFirefoxで対応することにした。何せSafariには対応していないサイトが多く、その点FirefoxならWinでも全く問題なかったので、ネットバンキングも安心して出来ると思う。SafariはWinでのIEと同じく遊軍として使う。

 そうするとお茶の水のヤマモッさんをはじめ、お友達関係のサイトやブログをどのブラウザでカバーするかが問題で、いろいろ調べて昨年リリースされた 「シイラ2.2」という日本製のMac OS Ⅹ用タブブラウザを採用した。Appleが公開したSafariと同じ画像表示エンジンを使用したオープンソースのフリーウエア。ほとんど一人で製作したというのが凄い。

 画面の下などにタブの代わりに縮小画面アイコンがずらりと並ぶので大体の更新状況が一目で分かり、しかも読み込みの状況をダムや風呂の水位が上がっていくようにアイコン上でアニメーション表示するので、多数のサイトの状況を一目で把握できてとても便利だ。

 かなりの数のタブを設定したが、速度もあまり落ちずに対応しているので、今のところは問題ない、というか、なかなか良いではないかと思う。うむ。


('08.3.17)今日から毎月曜日、弟の家に直接デイサービスのお迎えに来てもらう事にして、初回なので僕も「早う着替えて準備しいや。」と言いに行った。来週から僕が電話はするが、迎えは施設のスタッフだけで行ってもらう。はてオカンはよい子で行ってくれるだろうか?

 一方、週明けのマーケットは大波乱で開けた。五大証券の一つベア・スターンズが前週終値30ドルに対してわずか2ドルで救済買収されたのは実質的には破綻処理だし、金融機関のB/Sへの疑いが高まり「次はどこか?」という動きになるのも無理はない。ブッシュには公的資金投入の判断などできず、FRBは利下げしか方策がなく、結果として供給される過剰流動性がさらにインフレ&攪乱要因となる。マーケットは政策を促しており、それは日本も同じだと思う。両国とも不明な指導者を戴いていることが不運としか言いようがない。
 日程的に19日に日銀総裁が選出されるのは無理だろうし、さてどうなるか。翌日は祝日だから国内市場は速い動きとなり、祝日中に動きが海外であれば休み明けにその反応があるだろう。

 今週は忙しい週になりそうだ。


('08.3.13)オーディオの話などどうでも良い情勢になりつつあるのかも知れない。

 ドルが100円を切ったことは目先の展開ではなく、カーライル・キャピタルの破綻がほぼ確実になりつつあるなか、結局「米連邦準備理事会(FRB)の流動性対策として、金融機関が保有する連邦機関債券や連邦機関発行のRMBS(住宅ローン担保証券)をFRBが引き受け、代わりに米国債(ターム物証券)を28日間貸し出す」という対策自体が、FRBのバランスシートを悪化させることもあり、不安解消にはつながりにくいという事だろう。
 しかも投機マネーが流入して原油・商品市場も高騰しており、景気後退と物価上昇の両挟みという困難な情勢だ。
 しかし、ことここに至ってもブッシュの馬鹿の頭の中は、ファロン司令官の辞任とイラン情勢が主なところなのだろう。

 まあ対円相場がユーロ安になってきたのは、いい機会かも知れない。こういうときこそ一生懸命考えなければ行けない。


('08.3.12)オカンを送り出した後、銀行に行って投信を1本解約して損切りした。買い取り請求は店舗に行かないと出来ないことを認識していなかったため、ネットバンキングで対応しようとしたらうまくいかず、早く店舗に行きたかったのだが、先週はオフ会やいろいろあって行く時間がなかった。その間も下がっていたのだが、まあ仕方がない。これからはもう少し慎重に対策を整理しておこう。

 その後は郵便局、また銀行とはしごして、最後は老健施設でオカンのショートステイの打ち合わせ。オカンも上機嫌でスムースに進む。

 明日は確定申告に行こう。


('08.3.11)日銀総裁人事に民主党不同意決定。別にムトー氏がいいとは全然思わんし、出自・状況からして任命されても国債費抑制のために低金利政策を志向するのははっきりしているので、適切な選択とも思わんが、この状況で空席を平気で作るような感覚は政治家としての見識の無さそのもので誠にもって救いがたい。

 この国の金融リテラシーの低さも救いがたい。

 もう売りは始まっている。19日前後にはマーケットに揉まれるだろう。そしてまたハゲタカとか黒船とか言うのだろう、内向きの感性だけのドメスティックでお馬鹿な人達。

 なぜ東京都民は暴動を起こさないのだろう?新銀行東京に400億円追加出資で、整理するなら1,000億円の負担(都側の根拠不明な数字)、そして既に1,000億円の損失。2,000億円なんだぜ?悪あがきの石原慎太郎の晩節はすでに炉塵のようなもので、そんなものはどうでもいいとして、どぶに捨てた資金の行き先の一部は闇の世界のはずだ。それで良いのか?


('08.3.9)週末は友人達が遊びに来てオーディオと音楽三昧で過ごす。

 さて、気分を切り替えて明日からはオカンを迎えに行きながら、合間にポートフォリオの検討を始める。


('08.3.6)静かな生活。3週間前から飲んでいる薬が効いてきたのかどうか、よく分からないが比較的よい子のオカンであった。
 でも今日はお帰りの日で、デイサービスのひとに預けると途端に疲れも出てくる。まあ、こんなものかな。

 今月の27日でオカンはめでたく90歳になる。盛大に祝いしてやんなくちゃ。


('08.3.3)iMacでのATOK for Mac 2006の設定をやり直して、最近は画面が断然美しいMac側をよく使うようになってきた。メールはその時に返事を書くので、送信メールは当然Mac/Winのどちらかにばらけてしまう。後で困るかも知れないが、検索すれば何とかなるだろうから、それはかまわないと思っている。

 心が求めているのは柔らかな時間だ。身体が求めているのは睡眠だ。同じようでいて、ずれている。今はそのずれをどうして良いのか、よく分からない。
 坂本龍一氏がNYはつまらない街になってきて、刺激がないからほとんど引きこもり状態だと言っていたが、ぼくに一番必要なのはその種の刺激だと思う、出不精なくせにね。だが、心のままに動くと、僕に愛されていない身体はすぐにツケを取り立てに来る。これもやり過ごす他は無いのだろう。五味太郎が整体師に言われたような「からっぽの身体」になってみたいものだ。

 今日からオカンがお泊まり。


('08.3.1)大抵はいまあるものを着るだけで多分くたばるまで行けるので、着るものにはあまり関心を持っていない。あるとしたらアロハだ。ビンテージなんてのはオーディオも含めて好きじゃなくて、好きなのは那覇の「PAIKAJI 」(パイカジ=南風)」というショップが作っているもの。しっかりした生地とセンスの良い色遣いで、毎年変化していくのが愉しい。
 もう真夏の真っ昼間に肩で風切ってアロハでアメ村に出かけていく、なんてのはあまりする気もないので、今は紺ブレの下にもおさまるような柔らかな大人柄がいい。

 そしてオーディオ日記にも書いたが、マーガレット・ハウエルのシャツを買いたいと思っている。それから次の冬に備えてカトリーヌ・メミのメリノかアンゴラのスローも買おう。そういう贅沢をささやかにしたい心境だ。


('08.2.29)オカンをデイサービスに送り出すため、最近は結構規則的になってきて、朝早く目が覚めるのは良いのだけれど、断続的にしか寝られなくて、しかも睡眠不足でもなんでも目が覚めてしまうので、時として寝足りない時はちょっと辛い。

 でもまあ、朝の時間を効率的に活用すると片付くのが早い。これを機会に出来るだけ生活パターンを朝型に持って行きたいと思っている。


('08.2.28)オカン帰る。いろいろあったが、まあ来週まで自分の時間。

 郵便局にオカンの貯金の手続きに行く。昼食をとってゆっくりコーヒーでも飲んで、と思ってたけれど、かなり疲れていることが分かったので早々に帰る。


('08.2.27)最近の日経新聞から。Sigh!

 ブッシュの馬鹿は減税などと言う保守ワンパタではなく、アメリカのインフラをどう回復すべきかを真剣に検討すべきだろう。WTI(ウエスタン・テキサス・インターミディエイト)という米国産軽質原油が価格指標になっていて、カトリーナ(=ハリケーン)以来品不足で価格が上がっているから石油関連企業もノホホンとしているが、次にハリケーンが来たらどうするんかね。高速道路だってメンテもしてないしやばいんだろう?ドル売りだね。

 「米アナリストによるとIBMの利益の半分はメーンフレームとその付随ソフトが稼ぎ出しているという。」('08.2.27夕刊)「インターナショナル・ビジネス・マネジメント」なんて夢は儚かったから、3年ぶりに汎用機(メーンフレーム)の新製品を発売したらしい。

 HD-DVD撤退で男を上げた東芝社長って?松下のおかげで因縁勝負に勝って喜ぶソニーって?んなコップの中の嵐やってるうちに、米音楽ソフト販売でアップルがウオルマートに次いで2位浮上。パッケージメディアっていつまで保つのか?「もの作り」日本っていつまで保つのか?

 3月からNTTが次世代ネットNGNをスタートだって?頻発していたSINサーバのトラブルは本当に大丈夫なのかNEC?第一サーバをNTTのセンターに置かなくてはいけないネットなんて普及するのかね?根性ある企業なら回線借りで頑張って絶対そんな事しないと思うけどね。

福田はKYで無策。与野党よってたかってばらまき復活。国の借金は順調に増える。そりゃ日本株も売られるよな。

 ドルと円が二弱通貨の様相だって。そりゃそうだろうな。


('08.2.25)今日から3日間オカンがお泊まりにあいなりまする。

 早く春が来ないかなあ。


('08.2.24)この間、随分とくつろいで良い感じだったのだが、アホなことをして少し体調を崩している。おまけに発注ミスで昨日届くべき部品が月曜になり、ペースがずっこけてしまい、もてあまし気味の日曜日。


('08.2.20)う゛う゛、疲れる。


('08.2.18)今日はオカンを迎えに行き、その足で新しい病院に行った。デイサービスの施設を運営する病院に新しい主治医をしてもらうためだ。やはり進行しているので、「アリセプト」という薬を服用することになった。
 最近はひっきりなしに「あ゛ー!」「どーしよー!」などと所かまわず叫ぶようになってきた。僕らは慣れているから良いが、知らない人やタクシーの運転手さんなどは驚いてしまう。薬で少しでも進行が抑制されればいいのだけれど。


('08.2.17)今日は調整日。静かに社会復帰する。


('08.2.16)夕べは箕面でアイルランド音楽の夕べ。京都の年若い友人と一緒に行った。とても寒かったけど温もりのある良いコンサートだった。友人もアーティストと楽器の話が出来たりして、とても嬉しそうだった。

 さあ、僕は風邪をきっちりと直して、そろそろ本腰を入れよう。


('08.2.14)オカン帰る。世は全て事もなし。


('08.2.12)今日はたまたま駅前のMUFJとりそなの支店に続けて行ったが、りそなのスタッフが立ってスピーディーに対応していたのが印象的だった。立っていると人間の占有面積は減ってスペースも有効利用できているようだ。とはいっても日本のメガバンクの将来性は高くないと思うが。

 そろそろ遊びの時間は終わりかもしれない。

 いいグレがあったので、三枚におろしてくれた売り場のお兄さんに教えてもらって霜皮造りにする。剣菱も仕入れたし、今夜はこれでオカンと一杯やろうかね。


('08.2.10)1月末辺りを目処にこのHPをリニューアルなんて書いたが、それは止めようと思い始めている。勿論、いくつかのページははじめるが、結局はわかりやすいHPを作りたいなんて全然考えていないという事だ。ある人がオーディオ日記を読み続けていて、この日記のページが別にあることを先日はじめて知ったと書いてきたが、そんな方がむしろ良いと思うようになった。知っている人は知っているし、知らない人は知らない。まことに自然で清々しくて良いではないか。流れは流れのままに、思いは思いのままに任せてなんの支障があろう?


('08.2.9)今日は久しぶりの友人が雪降る中を東京から遊びに来て、オーディオ三昧の午後を過ごした。そんなに沢山鳴らせたわけでもないが、勘のいいひとなのでつかみはOkだろうと思う。早々に雪は雨に変わり夜には奥さんも合流して、ラングドック・ルーションのワインを開けた。酔っぱらいながら作ったので少し薄味になったが菜の花と生ハムのアーリオオーリオなど。

 誰かと一緒にいられるのは良いことだと、努力するだけの価値のある事だと心から思う。


('08.2.7)オーディオ関係の山が片付いてきたので、久しぶりに余裕の気分。当分は人柱は休業するつもりだ。ああ、音楽を聴きたい。


('08.2.6)一昨日からオカンがお泊まりに来て、今日はデイサービスの2日目。昨日から頑張って少し早めに起きて、朝ご飯を食べさせてコーヒーを入れる。朝 バタバタだとどうしてもいらつくが、こうしているとオカンはゆったりとしてご機嫌がよい。

 僕は寝足りないので、昨日は送り出した後軽く寝た。今日はどうしようか、いずれにせよオカンが帰ってくるまでのひとときの安らぎ。


('08.2.3)餅つき愉しそうだなあ。行きたかったなあ。


('08.2.2)風邪が治りきらず、喉がずっとおかしくてうっとうしいことこの上なく、更新もする気が起きぬまま2月になってしまった。今日辺りはまあかなり楽になったので、餅つき新年会も行きたかったが、急ぎの作業もあるので見送った。この間もいろいろと片付けるべく努力していたので、2月には少し違った展開に移れると思う。

 遊びの時間は終わらないが、足元を固めないとゆっくり遊んでもいられない。


('08.1.28)現在の株安の基本的な要因にはいろいろあるが外国人の売り越しが長期的には一番大きな問題だと思う。

 とっくに見切りはつけてはいるが、本気で対策しなけりゃいかん、という感じになってきた。オーディオみたいなアホばっかりなことをやっている場合ではない。が、とりあえずクロックだけは音出ししなけりゃ片が付かない。とにかく片付けてしまおう。


('08.1.26)弟が泊まりで釣りに行くことになり、一人で置いておくと不安になって妄想山盛りになるのが分かり切っているので、オカンを迎えに行く。
 まあ、オカンの仮想現実にはつきあいきれんので、「リビングが寒いから部屋で暖まっておいで。」と言うと、比較的素直に従ってくれる。寒さに超弱いオカンはこういうときは扱いやすくて助かる。問題はあったかくなったら夜の徘徊がどうなるかだ。まあ、その時はその時で行かにゃ、しょうがあるめえ。


('08.1.25)寒い。閉じてしまいたい、という欲求と闘う。やれやれ。


「悲歌行」 (李白)より

悲來乎         悲しみ来たるか
悲來乎         悲しみ来たるか
主人有酒且莫斟   主人酒有るも且(しばら)く斟む莫(なか)れ
聽我一曲悲來吟   我が一曲悲来の吟を聴け
悲來不吟還不笑   悲しみ来たって吟せず還(ま)た笑わず
天下無人知我心   天下 人の我が心を知るなし

(大野實之助:李太白詩歌全解(早稲田大学出版部) 1980)


('08.1.24)安息の時。CDはスコット・ロス/ソレール・チェンバロ曲集。ワインはCuve Mythique 2003。パスタはリングイーネ・ピッコーレ、ズッキーニとナスとアンチョビのソース。ふう。


('08.1.22)寒い。凄い冷え込み。オカンをデイサービスに送り出した後、寝た、寝た。
 帰ってきたオカンがまたぞろ変なことを言い出すのでコーヒーを飲ませたり、洗濯物干しをやってもらったりして、うやむやにしてしまう。

 オカンが寝てからオーディオ工作。静かな夜。


('08.1.21)東京では「音と戯れる会」の例会に参加したり、いろんな交流があって愉しい日々だった。で帰ってきたら、昨夜はしんしんと雪が降っているではないか。寒いはずだ。もう少し早かったらもっとダイヤが乱れていただろう。良かった。帰ってきたらアマゾンからCDが届いていたので、なんだかんだと音楽を聴いてしまった。

 今日はさらに寒い。オカンを迎えに行きながら、これも生きてる証拠だと思う。


('08.1.18)随分久しぶりに、最近インテリア雑誌を何冊か買っているし、以前買ったElle Deco などを読み返したりしている。
 我が家のリビングの場合はオーディオ中心に何回もペーパーの上で練って、設備もそれに合わせてもらったから、大きな模様替えはできないし、する気もない。要はどういう風に住みこなすか、というイメージを膨らませたいので、ディテイルはそれに付いてくるものだ。

 ソファーを入れてローアングルの良さも認識したし、いくつかの物を捨ててスッキリもした。特にこれと言って欲しい物はなく、これからは引き算とバランスの世界だ。リビングのディテイルを整理して、本やレコードの棚の前にロールカーテンを付ける。極力ミニマムな方向を志したいが、物は溢れ続けるだろうなあ。まあ、それくらいでバランスが取れるのかも知れないねえ。

※1月19日~20日と東京行きなので、更新を休みます。


('08.1.15)ソファーの話の続き。
 「坐禅は静処(じょうしょ)よろし。坐褥(しとね)あつくしくべし。風烟をいらしむることなかれ。雨露をもらしむることなかれ。容身の地を護持すべし。」(「坐禅儀」)と道元が言っているのを思い出した。要するに心身を安らかにして、安らぎの中で坐禅をせよ、という事らしい。

 別にソファーの上で坐禅を組むわけでは勿論無くて、そういうふうに安らぐことによって現(うつつ)のままに心をより自由にさまよわせることができるような気がする、というだけのことですが。
 僕には Down to the Earth な何かが足りない。根っこがない気がする、というだけのことですが。


('08.1.13)買い物デー。東急ハンズでアルミ板を受け取り、「さあ!」と工房に加工依頼に行ったら、「厚さ2ミリ以上は加工できません。」と言われる。前はやってくれたのに~、と言っても駄目。何が嫌いと言って、金属加工が一番嫌でお金を払っても任せたいのだが、こうなったら自分でやる他はない。8ミリ厚・6カ所・5ミリ径だから小穴から順に開けて、怪我しないように慎重に作業しなければならない。

 あと、靴の修理で心斎橋と梅田の大丸に行く。僕にとって靴の善し悪しは死活問題で値段がどうのとは言ってられないので、少しでもフィットするように努力する。大阪駅で新幹線のチケット購入、席はOK、帰りも新大阪止まりなので安心して寝られる。
 でも疲れたあるよ。


('08.1.12)どうしてこのソファーをもっと前に買わなかったのだろうと後悔した。腕を預けられるのがとても楽だ。そうしようと思えば音楽に没入できる。とてもとても良い。


('08.1.10)今日はオカンはデイサービスの施設からそのまま狭山の弟の家にお帰り。まあ、3日続けて通えてとりあえずは良し。

 待っていた一人掛けソファが届いた。なにかすこし嬉しい。前から考えていた家具の移動と模様替えをやって、そのあと少しソファでくつろいで音楽を聴く。少しだけ幸せになれた気がする。


('08.1.9)昨日Macのことを書いたら、今日は全くノートラブルで動いている。をいをい。よう分からんです。ATOKのアップデートは見あたらないので、Leopardにして様子を見て上手くいかないようなら、FEPソフトを換えてみますか。世界各国の、といっても日本と米国ですが、Macユーザーの友人達がいろいろ教えてくれるので、頑張ってやって見ます。

 オカンは昨年デイサービスに行っていたので、それ自体は慣れてきたようだが、自分がどこにいてどこに帰るか意識がはっきりしないので、いつも出がけにバタバタする。まあ、めでたさも中くらいなり、松の内。といったところですか。


('08.1.8)朝、オカンは新しい施設のデイサービスに行った。僕は朝早くて全く寝たりないのと、ホッとしたのか、結局昼ご飯も食べずに眠りこけてしまった。帰ってきたオカンはいろいろぶつくさ言っているが、多分なれていくだろう。まずは順調なデビューか。

 僕がMacを常用のメインマシンとして使わないのは、キラーアプリがないという事もあるが、もう一つはFEP(日本語入力ソフト)の切替がいっこうにうまく行かない事だ。

 常用にするためATOK 2006 for Mac をiMacにインストールしているのだが、起動後に入力メニューのアイコンをクリックしてもうんともすんとも言わないことが多々ある。「ことえり」にはいつでも切り替わるくせに、ATOKには全く切り替わらない。仕方がないのでことえりで変換をはじめて、それからATOKにできる場合もあるが、それもできない時には再起動するしかない。これがまた再々あってうんざりする。

 いろいろやってみたが、結局AppleはサードパーティーのFEPのことは真剣に考えていないとしか言いようがない。
 これが治らない限りMacは我が家では永遠の控え選手だ。


('08.1.6)今日は久しぶりに音楽三昧。至福。

 明日はオカンを迎えに行く。火曜日からのデイサービスを軌道に乗せるのが、今週最大のタスクだ。


('08.1.5)新聞などよみながら考えるに、本当に馬鹿な政治家と時代遅れの官僚群ばかり溢れていて、マーガレット・サッチャーのような断固とした人が今後とも輩出しないのは確実なので、この国は本当に日沈む国になりつつある。これからはフィンランドやアイルランドなどの小国の行き方に学ぶべきだと思う。ソフトランディングしてくれればいいのだが。


('08.1.4)今日は午後からオカンを送っていき、そのあと大阪市内に久しぶりに買い物に行く。まだ4日なので正月気分も残っていて、どことなくのんびりしている。

 最近思うのだが、やはり都会には都会の良さがある。案外今くらいの距離がちょうど良いのかも知れない。


('08.1.2)今日はオカンを迎えに行き、戻って夕刻にシフォンケーキとコーヒーを愉しむ。オカンはお腹いっぱいになったと言って結局夕食は抜き。

 夜はイスタンブールにいる姪っ子からスカイプしてもらい、オカンと話をする。孫と話すオカンはとても嬉しそうだ。その後風呂上がりに美味しい鰺の開きでビールをきこしめして、いたって上機嫌のうちに寝床に入った。首尾は上々である。


('08.1.1)あけまして、おめでとうございます。

本年も相変わりませず、よろしくお願いいたします。


 今日はオカンの所に集まり、ヤマモッさんのチーズ味(ちょっと濃厚で大人味)のシフォンケーキに舌鼓をうち、夜は鍋をつつきました。

 テレビをだらんと見たり、普段は読まない本を弟から借りて読んだり、いたってフツーのお正月でした。


 写真は昨年9月に訪れたヘルシンキのアルヴァ・アアルトの自宅です。全体にざらっとセピアっぽくしたかったのですが、うまくいってますでしょうか?
 ものぐさの言い訳だけかも知れませんが、今ひとつフィンランドでの経験をHPにまとめる気にならなかったのは、生活と空間との関わりが自分なりにずっと引っかかっていた、というのも理由のひとつのようです。
 今年は部屋の模様替えもしながらこの辺りも考えてみたいと思っています。








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