◆JC-1 AC電源部自作と本体改造始末◆



右が自作電源部。左手前がDACT基板に付属の48Vのスイッチング電源。予備に使います。

 今回の改造は思ったよりもずっと手がかかりましたが、「音作りの過程」のとしてはいろいろ具体例になることがいっぱいあったので、一つにまとめてみました。皆さんの音作りにご参考になれば幸いです。

1.やむにやまれぬ改造や自作

 JC-1 ACに限らず、あらゆる製品は設計・製作時点での技術的・パーツ的限界を持っている。具体的には①時間の経過による部品の劣化、②より高性能な新パーツの登場、③より新しい設計・製作技術、と言うところ。

①時間の経過による部品の劣化
 特にケミコンはヤバい。時間とともに確実に劣化するものなので要交換。
②より高性能な新パーツの登場
 コンデンサやケーブルの進化は凄い物がある。
③より新しい設計・製作技術
 特に振動対策やケーブルなどの物性の世界は、20年前には考えられない所に来ている。また、フォノイコの世界でも、昔は超低域は緩やかか急速にかは別として、ロールオフさせるものと相場が決まっていた。アナログ・プレーヤーやカートリッジの性能の問題もあったからだ。しかし、今やカートリッジ一つをとってみてもアームとのマッチングさえよければ、超低域まで十分再生できる。この辺も含めて、対応できるようにしていかなければならないわけだ。

 と言うことを考えたとき、パーツの交換などで確実に音を良くできる方法があっても、そのまま「純正」で聞き続けるかどうかは、本人のポリシーなり趣味の問題である。勿論、パーツを変えたり改造すると、音は変わってしまうわけで、音決めの泥沼に陥ることもあり得る。どういじれば、音がどう変わるかという経験値を一杯持っていないと、実際の対応が出来ないこともよく分かる。
 これをクリエイティブな作業として考えるか、「純正」でそのまま行くかは、考え方の問題だ。ちなみに、自分の物なら自分でリスクをかぶればいいわけだ。幸い、今までリカバリ不能になったことはないが、基本的に自分の物しか触らないことにしている。


2.なぜ自作電源部なのか?

(1)なぜ新しい電源か?

 JC-1 ACのもともとの電源部はエポキシで固められた小さなブラックボックスであり中を触れない。(写真の左側が元の電源部です。本体と大きさをくらべてください。)
 しかも1972~3年頃の製造なので、30年前の製品である。コネクターもないケーブル直付けで、ヒューズもないので、要するに壊れたらそれで終わりに近い。特にモジュールが壊れたらまるでパーだ。
 じゃあPSL-150や153の純正電源部を使えば?、というわけで探してみたが、電源単独では手に入らないし、入手できてもかなりパーツを取り替えなければならないので、コストは相当にかかるだろう。
 要するに音は気に入っているので、今後も長期に使いたいわけで、そんな事を考えていたら、DACT(デーニッシュ・オーディオ・コネクト)のホームページで電源基板が新発売になったことを知った。
DACT CT102

 DACTについては、そのアッテネーターをプリアンプで使っており、表面実装技術を駆使して10KΩで50MHzというFM放送並みの正弦波が通るという恐ろしい性能と、音の良さを実感しているだけに期待が持てる。HPの記述を見ると、電流供給とハイスピード追従にかなりの工夫をしているようだ。しかも、200mAまで取り出せるので、ML-1やLNP-2につなぐことも出来る。
 最新の電源の性能を試す、という観点からこれを採用することにした。

DACT CT102の主な性能
●最大出力電流 200mA
●ピーク出力電流 10A(1分間)
●出力ショート時の保護回路付き
出力インピーダンス   0.001Ω/1KHz
                0.002Ω/20KHz
                0.006Ω/100KHz

出力ノイズレベル(IHF-A) -126d


(2)製作の考え方

 PSL電源の写真を見ていたら、トランスはトロイダルで30VAとあったので、その規格のものを探し、英プライトロンは代理店の関係で、その規格は入手できないので、米ハモンドに決定。(JC-1 ACには完全にオーバースペックである事が、後ほど判明する。)
 DACT基板に供給するDC48Vは、トランスの特性データがなかったので、三端子レギュレーターで安定化して確保することにして、TI(テキサス・インスツルメント)製を採用。基板以外のコンデンサは全てポリプロ・フィルム。
 AC電源はAETのGAIA、本体への±15V供給はTWINを使用する。

(3)完成
【JC-1 AC電源部】

一番上から、

 トロイダルトランス(30VA)
 整流コンデンサ(ポリプロ 100μと20μ)、ファーストリカバリー・ダイオード
 48V安定化電源(TI TL-783)
 DACT電源基板
 出力用ポリプロ・コンデンサ 51μ×2個
 左側のケーブルは、AET TWINでJC-1 ACへ±15Vを供給

●JC-1 AC本体に比べれば、かなりでかいです。もう1枚DACTの基板を立てられる大きさを選びました。そうすれば、JC-1 ACの左右回路にLRセパレートで電源供給も出来ます。
(昔、JC-1 ACの2台使いが凄くカッコ良い感じで、はやった時期がありましたよね。)

●±15Vなのでマーク・レヴィンソンのML-1やLNP-2にも電源供給できます。





(4)調整

◆まずノイズ・チェック以前より少し減っている。高い方のザーと言うノイズが明らかに減って柔らかい感じになる。エミネントのアームケーブルが一部むき出しになっているので、ある程度のハムノイズは仕方ないが、全体として耳に付きにくい感じになるのは嬉しい。

◆音質的な問題点
として
1.ローエンドのもたつきにどう対処するか。
2.電源基板のケミコンによる音の甘さや、時間的な音質変化をどうするか
というのが、今のところのおおきな問題。

実は1と2は関連している。
DACTの基板はフィルターにケミコンを多用しているため、LP再生は時間経過で音がかなり変わるシステムになってしまった。結局、強化電源版JC-1 ACはスイッチオンしてから、2時間以上たたないと音がまとまってこない。
 しかも、ケミコンは全体としてややルーズというか野放図で雑な感じを伴うものが多い。もちろんケミコン使用で良いアンプもたくさんあるし、それに併せてチューニングしていけば良い。しかし、我が家のアンプはプリ、パワーともにポリプロ整流で、アルミ電解のケミコンは数えるほどしか使っていない。フィルムはSNや情報量、切れ込みは勿論、比較的短時間で音がまとまるのが良いからだ。JC-1 ACもこれまでは非力な電源で目立たなかったのが、強化された分だけ、システム全体の中で違和感が生じているようだ。

そこで、いろいろ検討して、電源基板の出力部分にSolenのポリプロピレン・フィルム・コンデンサ 51μを±15Vのそれぞれにパラ付けした。DACT基板出力のフィルター・ケミコンは 4,700μなので、これくらいでは回路の時定数には影響がない一方、51μあれば経験的にほぼ全帯域をカバーできるとの判断。
時間経過毎に音質チェックすると、明らかに切れ込みやスピード感、SN感は向上した。ただ、太いエネルギーのようなものは、少し後退する。
 しかし、超低域の引きずるような感じや中低域がふくらんでいる感じは残る。後は、本体の補強をするしかない。


3.なぜJC-1AC本体改造なのか?

(1)改造の理由

 昨年入手して、電源のケミコンをOSコンに変更したことはすでにオーディオ日記に書いたが、今回なぜまた改造なのか?
 実は電源供給用にLNP-2と同じく、XLRプラグを取り付けて、RCAジャックをカルダスに交換すれば良いかな、せいぜい基板の取り付け箇所(たった2カ所!)を増やすくらいかな、と思っていたのだが、自作電源部をつないで驚いた。超低域までレンジが伸びたのは良いのだが、響きが長い。いろんな要素があると思ったが、振動対策が最大の問題であることは明らかだった。
 つまり、設計時点での電源、プレーヤー、カートリッジに合わせたf特、その範囲での振動対策の限界が、超低域までレンジの伸びた新電源で一気に露呈したわけだ。
 そこで、後半は本体改造と相成った次第。でも、モジュールや回路そのものは、音的にはやはり一級品であることは確認できたので、まずは目出度きところ。

(2)改造の内容

①JC-1 AC本体の補強(5mm厚アルミ合金板を使用。)

 写真のように、側面をのぞき4面を5mm厚アルミ合金板で補強し、4面が支え合うように剛体化した。(金属加工しんどかったよ~。)



プリント基板の固定箇所(現行2カ所)を6カ所に増やす。ここが一番の弱点だと思っていた。

③JC-1 ACのRCAジャックの交換。現行品は奥行きが小さいし、全体に接触が甘い。カルダスのロングタイプに交換する。(5mm厚にジャックの穴を4つも開けるのは、しんどかったよ~。)

④内部配線をAETの4Nクライオ銀線に交換する。
 0.4mmと0.8mmを使い分けてみたが、個別に聞いてないので違いは分かりません。












(3)改造の結果

 かなり良くなったが、それでも中低域のふくらみは残っており、この辺の響きに敏感な僕としては耳に付く。落ち着いて聞くのは少しつらい。

(4)調整振動対策のキモはモジュールを押さえるスポンジだった!

①コーン選び
 両面テープで本体下部に貼り付けているコーンBDR(ブラック・ダイアモンド・レーシング)のType3とType4、AETの金属コーンなどに変えてみる。
 AETは締まった感じになったので、これかな、と思って聞いていたが、どうも響きがかなり抑制されている。響きを殺す、とまでは言わないが、フワッとした音の出方や、広がりがかなり抑制されてしまい、あまり楽しくない。BDRの響きを残しながらふくらみを押さえる、という感じの方がずっと好ましい。よって、結局BDRのType4にするが、それでもまだ余計なふくらみがある。

②キモはスポンジ
 最終的に音を決めたのは天板とモジュールの間にはさむ、スポンジ1枚。元から付いていたのを、少し薄くして調整して、天板をネジ止めするとモジュールも上から押さえられる形に戻した。で、例えばチック・コリアの「クリスタル・サイレンス」など聞くとゲイリー・バートンのバイブがふくらみすぎずにちゃんと聞こえる。これなら良かろう。
 結局、振動していたのはモジュールだった!マーク・レヴィンソン唯一の振動対策は必要かつ有効だったわけだ。(とすると、モジュールが挿さりっぱなしのML-1やLNP-2はどうなんだろう?)

◆最後に、アルミ合金板1cmとアルミ丸棒2.5cm径でラックを作る。東急ハンズで加工してもらったのに、タップでねじ切りして組立て電源部を収納した。
 セッティングとしては上にPタイルとコーリアン板を敷いて、その上にBDRのカップを置き、電源部にはBDRのコーンを両面テープ付けして、そこにはめ込んだ。これで、最終完了。やれやれ。

 いやあ、本当に振り回されたが、振動対策ってやっぱり重要なんだ。おかげで、音が空間の中に漂う感じや、そこに楽器やアーティストがいる、と言う実在感がより精妙に出て、音自体が前に出るようになってきた。

4.結論

(1)振動対策をきっちりやること

 有名な話だが、ゴールドムンドの開発では試作が出来ても最初は音を聞かない。まず、加振機であちこちに振動を加えて振動対策を施す。それが一定のレベルになってから、はじめて音を聞き始めるというわけだ。
 
 勿論、構造を強化したり重量を増やしても、振動そのものを無くしたりすることは出来ない。しかし、そのピークを抑えて耳に付きにくい所へ追いやったりすることは可能だし、音質には確実に寄与する
 経験的にはアナログプレーヤーをのぞいてソフトサスペンションは問題が多い。情報をロスしやすい。ハードでしかも振動を抑制する、工夫が必要になる。BDRコーンはその一つだと思うし、経験的には同じアイテムで統一した方がスピード感が揃う。
 最終的には耳で判断するわけだが、僕はこう思います。

(2)電源の出力はポリプロ・フィルムが僕的には好ましいこと。
 ケミコンに比べていろんな面で優れている。欠点は容量がかなり小さくなることだが、かえって充放電のスピードが速くなって、切れが良くなる。ゴールドムンドのアンプはそういうポリシーで小容量を採用している。
 厚みという点では、大容量のケミコンには負けるが、トータルの音としては、僕にはこちらの方がよいと思えるし、好きである。

(3)古い機器に、新しい良いパーツや回路を試してみることは、音のリフレッシュにつながる。
 この辺も考え方の問題ですが。
(’04.1.14)

 三端子レギュレーターからDACTの基板に行くケーブルをカルダスのリッツ線から、余っていたAET QUADの芯線に替えた。これだけで、雑な甘さが減ってストレートな清潔感が出てくるから、不思議なもんだ。
 次は本体への電源供給ケーブルのXLRプラグをAETがノイトリックをクライオ処理した物に替えてみよう。
 その次はいよいよDCAT基板の2枚差しLRセパレートか。まあ、これも是佐邸で試聴してみてからだ。(’04.2.2)

本体への電源供給ケーブルのXLRプラグは、LNP-2接続を想定してITTキャノン4Pを使っていたのだが、LEMO-CAMAC端子が入手できたので、音質重視でAETがクライオ処理したスイス・ノイトリックのオス3Pに変更した。(写真右側)
 本体の受けのレセプタクルもノイトリック金メッキ。ただし、クライオは市販されていないので、通常バージョン。
 やはり、手に取ってみても信頼性が違う。この辺の喜び方は、メカ好き丸出しだね。
(’04.2.9)




5.その後のJC1 AC

(1)是佐邸訪問

 東京の是佐さんのオーディオルームにおじゃまして、この電源と改造JC-1ACを聞かせていただいた話は、’04.2.23のオーディオ日記に書きましたが、是佐さんのHPにも「オフミーティングNo.24」に掲載されました。いろんな収穫があり、濃い1日でした。是佐さん、改めて、有り難うございました。(’04.3.8)

(2)電源を左右セパレート化


 もう1枚入手していたDACT基板を加えて、基板2枚を縦置きにして、左右セパレート化しました。
 (上の写真と比べて頂くとよく分かります。)


 基板の下にあるのはコーリアン板。前にもシャーシ下に仕込んでいましたが、振動対策の一環で、基板の振動とケース側板の振動を抑制。
 底板やBDRコーンの取り付けもよりリジッドにして振動のピークを抑えている。


 是佐さん用のShu-ks specialではご要望に応じて、出力はXLR端子で、ACはインレットにしているのですっきりしている。我が家では電源、LR出力用ともにケーブルは直出し。






事前に期待していた効果としては
●ローエンドのは効果大と考えていた。DACT基板の出力インピーダンス は 0.001Ω/1KHz → 0.006Ω/100KHzで高域方向には非常に低いのだが、低域、特にローエンドはどんな大容量のコンデンサでも限界があるので、かならず共通インピーダンスが生じる。つまり、セパレート化によってローエンドのクロストークが減り、低域が明確になると見た。
 使っておられる方が少ないので知られていないが、エミネントのアームの凄さは低域の分解能にある。つまり、低域がハッキリと見えるのである。SME3009など、これに比べると比較にならない。勿論、調整を合わせてのことだが。
 そのエミネントの凄みを十分に発揮できるのではないかと期待した。
●次に音場感の改善はなんらかの形であるだろうと予測。

 右はXLR端子を増設し、LRセパレート供給したJC-1 AC本体。上記に比べると、黄色いコンデンサ(ケーブルによるインダクタンス上昇を抑えるための平滑用のAuricap 1μ)を左右に分けて増設したり、一部タンタルコンをOSコンに変えたり、Auricapでバイパスしています。
 この辺は是佐さんからお借りした、安田オーディオラボのレストアを参考にさせてもらってます。


 さて、音だが.....。
■電源オンしてから、いつもの手順でPhonoの残留ノイズをチェック。何と雑音が大幅に減っている!これまでは長い周期のうなりのようなものが出ており、どこで拾っているのだろうと思っていたが、これも大幅に減っている。両チャンネルが干渉していたのが改善されたのか、共通インピーダンスが激減してノイズ化しにくくなったのか、よく分からないが、フォノイコでこれだけの低雑音になれば大した物だと、我ながら思う。ホントーです。

■最初にかけたのは、ウェザー・リポートの"8:30"から"Teen Town"。勿論、ジャコのベースを聞きたかったからだが、まずは全体の音場がすっと広がっていることに気づく。変な言い方だが、空気の量と言うよりも分布が広がった感じだ。そして、ジャコのベースは勿論、ザヴィヌルのシンセベース、バスドラムがくっきりと聞き分けられる。アタックの踏み込みもかなり増している。う~~む。

■Best of Freeから「オールライト・ナウ」。これも後半良い感じのベースが出てくる。マル。

■M.ダルベルトのピアノで、ジョルダン/ローザンヌ室内管のモーツアルト協奏曲の18番(エラート)。弦のフワッと広がる感じがなんとも言えない。

■極めつけはエヴァ・キャシディの"Fields of gold"。声の深みがぐんと増している。

 従来電源からDACT電源に変えたときの変化はパッと聞きで分かる激変だった。今回の効果は、同じ系列の中級機からフラッグシップモデルへ変えたときの変化に近いかもしれない。全体の品位がアップし、分解能や音場感、見通しが良くなっている。昔、JC-1 ACを方chずつ2台使うのがはやったけれども、その効果がどんなものか今回実感できたわけだ。

 全体として、音場感や空気感がこれだけ出てくるとは思っていなかった。DACTの場合、効果はローエンドだけでなく。、ハイエンドにも発揮され、さらに左右でそれぞれに電源供給されるためエネルギー感がより細かなグラデーションで出るようになり、トータルとしてこういう効果が出てくるのだろうと思う。
 新しいLPも勿論、手持ちのLPをいろいろと聞き直しながら再度整理をはじめているのだが、常にも増してゆっくりと楽しめそうだ。嬉しい。(’04.6.10)

(3)トランスをプライトロンに変更

 JC-1AC 電源用のプライトロンのトランスが届いていたので、昨日から交換作業。同容量のハモンドに比べ、厚みは3割ほど小さく、センターまで樹脂がきっちりと入っており、固く巻かれて制振されていることが伺える。

 聞く。おお!オレゴンの"45th Parerell"でのドラムスのショットがびしっと決まる。K.ジャレットの「生と死の幻想(Death and Wild Flower)」では、空間情報豊かな見通しの中で、多彩な楽器群が現れては消える。シンバルにスティックが当たる感触が何とも言えず気持ちいい。ビョークの「メダラ」では、以前の下ぶくれ気味な感じが綺麗にそぎ落とされて、声の生々しさが拡がる。心臓の音をイメージさせる打ち込みの低域は明らかに過多だが。どうもこのディスクはデジタルとアナログではマスタリングというか音作りがだいぶ違うようだ。SACDも買って聞いてみよ。

 先にプリアンプのトランスをプライトロンにしたので、プリとヘッドアンプのスピードが合っていなかったのだが、これでようやくフォーカスがあった感じだ。凄味のある彫りの深い音になっていってくれるだろう。腰高な音とはおさらばだ。

 あ、ついでにヒューズホルダーも銀メッキ・クライオのに替えました。カナダのパーツ・コネクションから。ネジ止めでしっかりしてます。('04.12.25)



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