旅をする上で一番大事なことは何だろう? (どうしておいらはこういう事をいつも考えてしまうのかと思いつつ。)
それは、しかるべき時にちゃんと笑顔で応えられることだと思う。うれしい時、何かを教えてもらった時、ちゃんとアイコンタクトして「ありがとう」と言えること。主張すべき時には、自分の意志を明確に言うこと。
言葉の問題もあるけれど、これは一番大事なことだと思う。たとえ、そのとき限りのアクシデンタルな旅行者であっても、人間関係を作っていくことには変わりなく、むしろ異国の旅行者であるからこそ、その点に注意しなければならないのだと思う。
という事で、ロンドン編もまず笑顔から
スマイル・プリーズ
食事や買い物やいろんな店に入るのだけれど、やっぱり、やあいらっしゃいという風に行かなくて、ぎこちなく出ていくことも多い。でも、最後に、写真をとりたいと言うと、みんな照れてしまって、とてもいい表情になる。だから、「じゃあね!」といういい感じでさよならできる。いろんな人のスマイルがお土産です。(写りはいまいち。もっといいデジカメを買わなきゃね。)
フィッシュ&チップスの店のお姉さん(すごくきれいで切れの良い人だった。)と程良くトボけた親父さん。魚はうまかったけど、もう少し塩味かなんかつけてもいいと思う。でも、塩は自分でつけられるけど、お姉さんが最高の味付けかも。
ポートベロの「オネスト・ジョンズ・レコード」のジャズショップのおたくっぽいおじさん。口癖は"sure,sure"。これが、「そうそう」に聞こえてしまうのがおかしかった。レコードは実に安くて質も良かった。(もっと買っても良かったなあ。)
同じく「オネスト・ジョンズ・レコード」のダンス・ミュージック・ショップのお兄さん。実にクールで、絶対笑わなかったのだけれど、最後はこの通り。
トッテナム・コート・ロードの老舗「ジェームス・スミス&サンズ」の何代目かのスミスさん。傘とステッキを丁寧に選んでくれました。あとでほかの店と比較して分かったのだけれど、この店のステッキはとても軽くてバランスが最高だった。もうやめられません。
オックスフォードの「オーディオT」のジョン。クールさでは彼も一二を争っていました。
「オックスフォード・オーディオ」のお兄さん。名前は聞き忘れたけれども、丁寧に説明をしてくれて、日本の話も一生懸命聞いていた。カメラを向けて"You're so cool."と言うと、照れること、照れること。
オックスフォードで疲れてトボトボと歩いてたときに乗せてくれた、タクシーの運転手さん。
方向違いもなんのその、えいやっと並み居る車の中をターンして「今日はこれで家に帰るんだよ。」、と上機嫌でとばしてくれた。
ピカデリーのタワーレコードのお兄さん。ダンスミュージックが中心だが、結構ジャズなどのLPも置いていた。
ところで、緊急速報を一つ。下の写真の人たちは誰?
帰りのJALで乗り合わせた「ハンガリー国立オペラ劇場」(Hungarian State Opera Budapest)の一行です。手前がステージ・マネージャーのEtelka Sebeniさん、奥がアシスタント・マネージャーのMaria Merczelさん。この日(10.4)関空経由で札幌に飛び、ビゼーの「カルメン」を全国縦断で公演します。大阪では10月26日(土)が公演日(17:30~フェスティバル・ホール)で、なんとそこに招待されてしまいました。カルメン役はアグネス・ヴァルツアとのことで、旅の終わりにとんでもないお土産が付きました。(ギャラリー・クラヌキの八木さん、ごめんなさい。拙者は招待をお受けしてしまいました。)
このほかにもいろんな人にお世話になりました。(てん、てん、てん続く。)
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